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「シンガポール記念すべき一足目」

靴磨き世界一周アジア編102日目

どこで靴磨きをするか。


私が靴磨きの場所選びで最も重要視してることは、
革靴を履いてる人が多い場所ではない。


"映える場所だ"


シンガポールの顔といえば、、、


マーライオンだ!


シンガポールに来た時はマーライオンの所で
路上靴磨きをしようと思っていた。


マーライオンの場所まで行くと、観光客で溢れていた。


写真を撮るのも一苦労だ。


周りでバスキングをしてる人は1人もいなかった。


やっぱり難しいのかな。


しかし、驚くことに警察が1人もいない。


シンガポール1番の顔といわれ、最も人が集まる
場所にも関わらず、警察が1人もいない。


フィリピンではコンビニの前にすらガードマン
がいて、建物に入る度に荷物の中をチェックされていた。


オーストラリアでもさすがに観光地の前には
セキュリティが数名いた。


そしてシンガポールには1人もホームレスを見ていない。


ゴミもほとんど落ちていない。


よっぽど治安がいいんだなぁと思う。


そんな場所で、私は路上靴磨きをスタートした。


シンガポール用の靴磨きのサインには
「1000 Shoeshine Project」と書いてみた。


1000足世界中で靴磨きをするプロジェクト。


これを全面的に押し出してみようと思う。


なぜならマーライオンの前に来る人達は
ほとんどが観光客だ。


仕事として靴磨きを押し出すよりも、イベントとして
靴磨きした方が興味を持ってくれる人が多いのではない
かと考察したからだ。


今回は観光客をターゲットにするぞ!!


さぁ来い!!


そんな私の思いとは裏腹に、シンガポール
記念すべき一足目の方はシンガポール在住の
新卒銀行員だった。


まだ新人で覚えることが多く、仕事はかなり大変だそうだ。


いつも仕事終わりに気晴らしにマーライオン
を見に来て癒されてるらしい。


最初はボロボロの靴だから遠慮していたものの、
「ボロボロの靴だからこそ磨くと味が出るよ」と
ごり押しをして磨かせてもらったが、綺麗になった
靴を履いて喜んでくれた。


その青年から5ドルをいただいた。


靴磨きトラベラーをしていて最も嬉しい瞬間。


一番最初の靴を磨いた時だ。


新しい国に訪れた時は靴磨きが受け入れられる
のだろうかと毎度不安を抱えながらトライしてる。


でも今日のように新たな国で一足目を磨いた
時に、重たい扉が開いた気持ちになる。


シンガポール1足目が5ドル〔500円〕


オーストラリア1足目の時は20ドル〔2,000円〕


フィリピン1足目の時は11ペソ〔25円〕


台湾1足目の時は200元〔750円〕


国によっていただけるお金は全然違うけど、
それでも綺麗な靴を履いて嬉しいっていう気持ち
は一貫している。


靴磨きはどこに住む人であれ、どんな人種であれ、
喜びを与えることができるツールだと思う。


シンガポールでは30足を磨いたら、
マレーシアに移動しようかなぁと思う。


この日は2足磨かせてもらったから、残り28足。


シンガポールの足元輝かせてきます。

シンガポール記念すべき一足目
シンガポール2足目





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