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「シドニー の政治団体と癒着したジャパニーズ」

靴磨き世界一周アジア編 5日目

前日と同じように「Sydney Town Hall」の前で
路上靴磨きを試みた。


昨日は一足磨けたとはいえ、インスタで繋がって
いたシュンさんだったので、この日の目標は現地の
人の靴を磨くことだった。


しかし目の前に天敵が現れた。


地元の政治団体の演説だ。


日本での経験上、政治団体が演説してる
時は路上靴磨きがうまくいかなかった。


リーダー格のおじさんが何かを訴えかける。


それから2時間近く経ち、誰一人立ち止まること
なくただ私はリーダー格のおじさんのスピーチを
3セット聞いた。


あのおじさん、話す度に上手くなってやがる!


そんなどうでもいい気づきを感じながら、
早くあの演説が終わらないかなぁと思っていた。


そしたらその政治団体のサポートしていた
一人のおじさんが、私に話しかけてきた。


脇役のおじさん
「どこから来たんや?」


総将
「Japanや」


脇役のおじさん
「何してんねん?」


総将
「足元から世界輝かせてるねん。」


脇役のおじさん
「ほな、この靴磨いてや」


まさかの脇役のおじさんの靴を
磨かせていただくことになった。

脇役のおじさんの靴を磨く




⁡そのおじさんが靴磨きをお願いすると、
政治団体のサポートをしてる人達が次々
に話しかけてきて、お互いの活動の話をした。


どうやら毎週金曜日にSydney Town Hallの前で
演説をしているらしく、一人の政治家を応援してるようだ。


脇役のおじさんの靴磨きを終えた私は
気がついたら、、、


その政治団体を応援していた。

#なんでやねん


リーダー格のおじさんのスピーチが終わった時、
私は誰よりも大きく拍手をした。


誰かの名前をコールしていた時、
私は誰よりも大きな声でコールした。


#なんでやねん


そしたら靴磨きをお願いしてきた脇役のおじさん
が急にマイクを持って歌い出した。



おっさん脇役ちゃうんかい!!


私はゲボ吐きそうなほど笑った。



なぜならおじさんが歌っていた歌は
ポップミュージックで、全く政治に関係する
歌じゃなかった。



サポーターの人曰く、靴が綺麗になって
気分が良くなったらしく、急に歌い出したらしい。
#真面目にやれ


私は靴磨きをしてもらったお礼に
そのおじさんの歌を盛り上げるために踊った。


終わった後は誰よりも拍手を送った。

誰よりも拍手を送る私




そんなことをしていると、政治団体のサポーターの
人達が靴磨きの宣伝を一緒にしてくれてた。


「Hey, Man, How is shoeshine.」


「You should shine your shoes.」


道歩く人達に私以上に声をかけてくれる。



そしてついに1人の女性が靴磨きをお願いしてくれた。


その瞬間、政治団体の人たちは拍手を
送って一緒になって喜んでくれた。


先程の演説を終えた後の私の拍手を
軽く超える拍手の量。


私とその政治団体は知らぬ間に仲間意識が芽生えていた。


「また来週の金曜日、ここで演説をするから
一緒にシドニー を盛り上げよう」と言って
その政治団体とはお別れした。


最初はうるせぇなあと思っていたが、
終わってみれば来週もまた会う約束をしていた。


どこの政党か知らんが、私はあなた達を応援します。


共にオーストラリアを盛り上げていきましょう!


#お前誰やねん


オーストラリア靴磨き合計 3足


世界一周靴磨きの旅 37足


いただきいたお金 30ドル


引き続きシドニー の足元輝かせてきます

メルボルンのバンカーの靴を磨く
オーストラリア3足目

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