「何もしないをする」から始まるイノベーション
今日は、沖縄でのワーケーションのモニターツアーDAY2でした。
昨日から始まった「共創型ワーケーションモニターツアーin沖縄うるま」
2日目の舞台は、うるま市の島しょ地域。
島しょ地域は、海中道路と呼ばれる5kmほどの橋を渡った先に位置する、小さな島々の集まりです。
会場は島にある廃校となった中学校でした。
今、この中学校ではリノベーション工事が進んでいて、来年の夏には地域と外の人の交流となるコミュニティースペースとしてオープンする予定です。
【写真】旧浜中学校・1Fは地域の人が買いに来るマーケット。2Fはオフィス。3Fはコワーキング+宿泊施設になる計画。2021年夏オープン予定。昨年度、LIFULLさん主催の「Living Anywhere Week in うるま」が開催された時にも会場として使われました。
そして、プログラム2日目の最初のコンテンツは、
「何もしない」
正しく言えば、海に行ってそれぞれ自由時間を過ごしたり、島の人の生活に触れられるようにほろほろ(散歩)しました。
「何もしないをする」理由
目的は、「余白をつくること」
今回のワーケーションのモニターツアーでは、目的はworkでもvacationでもなく、共創(co-creation)です。
「せっかく沖縄に来たのに何もしないの?」
という声もあったかもしれません。
「沖縄に来たからこそ、何もしないんです。」
というのも、現代で東京などの都市圏で働く人って背負っているもの・抱えているものが多いと思うんです。
たとえば、
・日々の仕事に忙殺されている
・家族を養わないといけない
・次のキャリアに向けて努力をしないといけない
・やらなきゃいけないことがたくさんあって、やりたいことが見えない
・何かやらなきゃいけない
などなど、物理的にも精神的にもいっぱいいっぱいな状況になります。
誰もが見えない何かに追われている。
それは、学生から若手社員、マネージャーに経営陣、みなそうです。
でも、自分を追いつめているものの正体はなんなのか?
考える機会は少ないはずです。
話を戻すと、コンテンツに何もしない時間を組み込んだのは、そういう抱えているものを全部体から吐き出してもらいたかったからです。
共創を生み出すためには、心に余白がある必要があると考えています。
日々タスクに追われて忙殺される生活からはイノベーションは生まれない。
【社員】自分の抱えているものを浜に書いてもらって、波に流しました
そんな、「何もしない」をした共創型ワーケーションの2日目でした。
明日は、地域で活躍する人々の場所を訪ねて対話を重ねる「地域人材DAY」。うるまに根ざした活動を聞いたり、その人の想いを聞くセッションを用意しています。
今日できた心の余白に、うるまの人々の想いがうまく入っていっていくといいな。明日もたのしみ!
最後に
バリでの研修も最初にスマホを置いて、森の中を歩いて「森林浴」をしたり裸足で田んぼに入ったり、土の道を歩く「アーシング」をしたりするんですね。それも、まさに都会で詰まったものをまずは流すことを目的としていました。まさに、今回の余白を作ると一緒。共創型ワーケーションのプログラムを作っていて、去年バリで学んだプログラムづくりがかなり生かせていて、スキルと経験を発揮できている感覚があって、すごく楽しい今回のモニターツアーです!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。内容に共感していただけたら、ぜひ「いいね」をよろしくお願いいたします!
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