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梅雨と煙草

YMOの細野晴臣も、「美味い煙草をくれないか」から始まる曲を書いている。自分も煙草の文章を書こうじゃないか。
時代に合わない。身体に悪い。散々言われるけど関係ないんだなぁ〜。

非喫煙者にはわからないかと思いますが、煙草にも旬があります。しかも一年に2回。秋刀魚や、キャベツとは違って、年に2回もあります。お得ですね。

その2回とは梅雨と冬です。韻を踏んでいて小気味いいですね。

喫煙者には大変共感していただけると思いますが、この2つの季節は最高です。煙草は、葉っぱの旨みや甘味が外気温が低いときに引き出されます。火をつけて最初の煙を吐き出すときのに、しっかり加湿されて、しっとりと下に降っていくような煙を出せた時に一種の達成感を感じます。

美味い煙草を吸うために働いて、美味い煙草を吸うために490円を払う。中原が7銭でバットを買っていた時から、何も変わらない様式美と季節の巡り方をしていることを感じて嬉しくなります。

特にHiliteほど美味い煙草は他にない。
ラムのフレーバーと、和田誠によるモダンデザイン。重厚な吸口と、甘味。全てのバランスが取れている。美しすぎて良い。

みんなも煙草を吸おう。
税金を納めて早めに死ぬ。


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