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霧谷と思考実験!「公平な不平等」

こんにちは、霧谷 海兎です!趣味は本を読むこと、得意なことは積読です。面白いと思った本でも積んじゃうことってなんかありますよね。本ってやっぱり積んじゃうんですよね。本は積むためにあると言っても過言ではないです(それは過言)

そんな数ある積読の中から、1冊持ってきました。「100の思考実験」(ジュリアン・バジーニ 紀伊国屋書店)です。

今回もアマゾンアソシエイトではないので、ここから買ってもお金は1円も僕に入ってきません!残念!いつかきっと。。。そのうち。。。機会があれば。。。申請しときます(いつになるやら)

3分の1ぐらい読んだんですが、そのあたりで止まってます。買ったのは3年前ぐらいです、確か。しかし僕は天才なので思いついてしまいました。noteで扱えば続き読むんじゃね?と。さすがに全部は扱いませんが、いくつか扱っていくことで読破するというまさに常人にはできない発想です。天才なら多分そんなことしなくても読めるけど。ぴぇえ。

さて、今回扱うのは本では6つ目のテーマにあたるものですね。中身はちょっと書き換えてます。

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夫婦は3人の息子たちの為にクリスマスプレゼントを買いに出かけた。彼らは息子たちを常に平等に扱うように心掛けている。今回のプレゼントの予算は1人につき3万円である。プレゼントはすべて同じもので、携帯ゲーム機である。携帯ゲーム機は1つ3万円でちょうどよい。しかし、ゲームショップに行くと、買う予定の携帯ゲーム機の新型が売っていた。価格は1つ4万5000円。現在はキャンペーン中で、2つ買うと、もともとのゲーム機が1つ付いてくる。つまり、同じ値段で3つのうち2つが新型になるのだ。

夫は「旧型のものを貰う子も、もともと貰うはずだったものより劣るわけじゃないし、キャンペーンを利用すべきだ」とした。しかし、妻は新型ゲーム機を買うことに反対し、「不公平よ。私は3人を平等に扱いたい」と言った。夫はさらに「その結果、損をすることになっても?」と返した。

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さて、皆さんならどうしますか?もちろん2択です。現実でこういう状況になったら「予算オーバーするけど3人とも新型買ってあげるか~」とか「キャンペーンで買ったものを3人に与えて、貸し借りさせよう」とかいう結論になりそうですが、それだと思考実験の意味がないので

①キャンペーンを使って買うか、もともとの計画通り購入するかの2択

②その結果、2人は新型を得るが、1人は旧型の携帯ゲーム機を得る

は固定の条件とします。

どうですか?下に僕の考えを書くので、見る前に少し考えてみてください(正解は無いと思いますが)



僕の場合は、「もともとの予定通り購入する」ですかね。もちろん、これが対大人のコミュニティ内での話だったりすると、逆の選択をするのですが。

僕は利得を計算するとき、経済的なものと感情的なものについて考えます。感情的なものはなかなか定量化しにくいですが、ざっくりとで良いので出してみます。

もし、自分の家庭内で「キャンペーンを使って買い、1人だけ旧型をもらう」を選択してしまった場合、まあ確実に不和が起こるじゃないですか。それを起こしてまで、経済的・物質的利得を得るべきかといえば僕としてはNoです。

あくまで、条件を固定した場合であって、実際にはさっき言った通り「予算を上乗せして全員新型を買う」とかその辺に落ち着きそうですけどね。

ちなみに本のなかでは、この問題を社会に拡大していました。


皆さんはいかがでしたでしょうか。

自分なりの答えは見つかりましたでしょうか?

また次回があれば、次の思考実験で会いましょう。それでは。


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