帰省2019→2020

12/28

　昼過ぎに荷物を持って自宅を出発。特急あずさで一気に長野に移転した実家の最寄り駅まで。荷物～、移転後の実家、12月末の長野ってどのくらい寒いのかわかんないので前もって親に聞いていたが「真冬の感じで！」と漠然とした回答。広島と長野と関東と…極端な話、沖縄と北海道で「真冬」ってだいぶ違うジャン…と思いつつちょっと多めにセーターとかをカバンに入れたのですこし荷物がでかい。衣類などを入れた方のでかいカバンのMolleウェビングにバンドで小さめのハードケースを付けたら若干「何ストランディング？」みたいな感じになった。「年ストランディング」かな？

　実家につくと犬がワーて騒いで楽しい。実家はなんかガレージ（車庫というより納戸と合体しててバンドが練習するようなサイズ感）になっていて、酒が備蓄されていたり工具がまとめてあったりしてなかなかおもしろい。

　パソコンしようにも付属のワイヤレスキーボード＆マウスの電池が死んでいて全く操作できないのでスマホポチポチして「今年の4枚」をやった。例年はやってないですけど、なんかまあこういう俗っぽい自己顕示欲ぬるぬる再掲見て見てハッシュタグを使うのもいいかなと…

#今年の4枚 pic.twitter.com/UTXWwwhW5N

— コイソ (@sortiee) December 28, 2019

　同人誌の原稿や表紙が混じってるのいいのかなーと思ったけどまあ…。

　実家は移転に伴いかなり縮小しており自室にようなものはないので親のウォークインクローゼットにエアマットレスを置いて寝た。ある程度隔離されているし電源もあるので寝床ならこれでいい。

　夜中に玄関先で宅配ボックスに座ってたばこを吸っていたらコンテナを壊してしまった。

12/29

　親に「ドウジンシの段ボールが6箱くらいあるぞ」と言われたのでそんなわけねえだろとガレージに入って開封してみたらむかし買いためていた月刊Gunのバックナンバーが３箱、トイガンのジャンクパーツが１箱、買った同人誌と自分の在庫が２箱、みたいな感じだった。ミニコミ軌道ラウンジ時代初期のものなのでふつうに１０年前とかのがある。値段を何円にするか迷って悩んで、「会場で開けた時にモノを見て決めよう！」にした結果、テンションが上がって強気な値段設定にしてしまい、「売れねえ…」って即値下げしたとかそういう恥ずかしい１０年前の想い出がしゅんどるやつ。持って帰りたいが重くて送料がはんぱないのと、近々引っ越しを考えているのでもうしばらく預かっておいてほしい。

　お昼はボロネーゼ。兄夫婦が帰ってくる。本当は前日に車に同乗してくる予定だったのだが兄が体調を崩し自分だけ一足先に帰ってきたのだ。

　その後は犬で遊んだりしてゆったり過ごす。晩ご飯はおでん。なんかちくわぶとかつみれが入っていて実家おでんなのに徐々に関東化していてショックだった。でも牛すじも入っている東西ハイブリッドおでん。

　玄関先でタバコを吸う代わりに、ガレージと同時（？）に拡張されたウッドデッキを喫煙所として使っていいことになった。椅子とテーブルがあって嬉しい。広島の旧実家だと勝手口のところにちっさいキャンピングチェアを置いて吸ってたので飲み物とかスマホとか置きづらかったんだよね。実家喫煙歴で一番の好待遇かもしれない。でも氷点下6度とかになる。氷点下でもわりと平気なんだけど風が吹くと耐えがたい寒さを感じる。

12/30

　雪が降っていた。黒い犬が雪の中を歩いて雪が積もっているとなんかうれしい。

　昼には雪は止んで、兄夫婦が年賀状を出しに行くというのでタバコを買うために同行した。あとはあんまり覚えてない。「今年買ってよかったもの」とか書いてたかな。

　晩飯の時、結婚式いつ挙げるんみたいな話になって、そのような「ふつう」の人生を歩めなさそうな自分を感じてなんだか気分が重くなって、なんだかこんなにバシィと明確に気分が滅入る感じって久しぶりだな…と思いつつプライムビデオでアニメ見てた。
　地元でクラス会中の友達から電話がかかってきて、気が滅入ってアニメセラピーしてるのに酔っ払いがガーガー騒いでいて「今じゃねえんだよなあ…」とか思ってしまった。

12/31

　twitterにも書いたが比較的パーソナルな空間がないので絵を描けない。パソコン机がある2階ホールはカーテンみたいなパーテーションで兄夫婦の寝室になっているし、1階リビングで絵を描けるわけがない。あまり人に絵を描いてるところを見られるのが好きではないし、それが家族だと尚更。でもまあ昼間は兄夫婦は1階リビングで犬を触ったりテレビを見たりなどしているので最近DLしたクリスタの機能をいろいろいじったりしていた。半年ほど放置した絵の線画に自動彩色したりとか。

　ずーっとSAIで描いてたのでガビガビ。クリスタのプリセットブラシの感じがよくわからんけど肌色の感じとかちょっといいかもしれない。

　夕食後はダラッと紅白歌合戦を見てた。帰省してテレビ常についてるのでなんとなく見てしまうけど本当につまらなくて…本当につまらない。接着剤が乾くのを眺めるほうがマシなほどに。ガキ使の笑ってはいけないを見てた時期もあったけどなんかドキュメンタルのピリピリした空気を味わわされるいやな感じを感じて見たくないになった。結局紅白をダラッと見るのが大晦日だよねという消極的回帰…。

　年越し蕎麦は毎年食っているのだが今年は昼にクルマを走らせ、「さすが信州！」と唸るようなおいしいおいしい十割蕎麦を食ったので年越し的なタイミングでは食べなかった。でもなんだかゆく年くる年の時間帯になると身体が蕎麦を求めるんだよなあ…。蕎麦大好きだし。

1/1

　雪こそ降っていなかったがウッドデッキでタバコを吸っていると真っ暗でくそ寒くて、なんかゆくくるみたいにどっかの寺行って除夜の鐘を撞きたい気分になった。

　起きると、兄と母はクリスチャンなので兄嫁と３人でミサに行っていた。毎年元旦ミサには行っているようだけど、それを毎年「初詣」と言うのよ。ミサって「詣」「お参り」なの？みたいな。べつにいいっすけど…。
　昼におせちを食べた。うちのおせちは練り物と肉と刺身、あと黒豆、みたいな感じで好きなもんしか作らない。ちゃんとくわいとか煮たりしてた時期もあったけど、結局アレは「正月くらい女房を休ませたい」という目的で開発された日持ちする料理ってだけで、あとなんかそれっぽい縁起の良いダジャレ食品を箱に入れたものだから…21世紀はこういうのでいいんだよな。
　新実家での初の正月を迎えて、なんとなく正月っぽさねえなーと思いつつもおせち料理を目の前にするとお正月感がモリモリとこみ上げてきた。

　芸能人格付けチェックをやっていた。あれすげえつまんねえというか、なんか非常にしんどいんだよな。なんというか、遠い親戚の法事的なしんどさがある。なんか、起こってることと言えば牛肉の食べ比べとか楽器の聞き比べで、ほとんど画的なおもしろさないし、（テレビ番組全般に言えることだが）テレビの中で芸人やタレントがワイワイしてるという究極の他人事が2時間とか続いて、非常にしんどい。
　おもしろかったのは父がGacktを歌手とかじゃなくて「格付けチェックにしか出ないけどすごい人」だと思ってた件。

1/2

　兄夫婦が兄嫁の家族と旅行に行くとかだったので朝早くから出かけていった。クリスマスにチェキをもらったので持って帰っていて、せっかくだから出発前にそれのセルフタイマーでちょっとした家族写真を撮ったのだが、立ち位置を完全にミスって左肩見切れてるみたいになった。ともあればあちゃんが死んで以来10数年ぶりに5人で年越しをしたのでにぎやかだった。

　兄夫婦が出発した後は父とラーメンを食いに行く。長野って味噌ラーメンが強いのかな？味噌ラーメンはあまり好きではないんだけど、野菜と肉がモリモリ乗っていて楽しかった。

　そのあと別にクリスチャンじゃない父と「貧乏神神社」へ。どういうシステムなのかわからないけど貧乏神が祀られていて、それに大豆を投げつける。御神木の丸太（「心」って書いてある）を貧棒でガンガン叩いてゲシゲシ蹴る。本当に貧乏が嫌なので本気で御神木をひっぱたいたら貧棒が折れた（それとも最初から折れていたのか…）。そうやって貧乏神との縁を切ったら道路挟んだ向かいの鈿女（かねため）神社に参拝し、お金が貯まるように祈願するみたいなシステム。これ、おもしろ味噌蔵の爆笑ユーモアが炸裂したオリジナル神様かと思ったらちゃんと諏訪大社の分社らしい。こんなヘンテコで味噌の臭いにまみれた初詣は初めてだぜ。試飲がうまかったので塩糀ラーメンスープを購入。味噌汁とか野菜炒めにも使える万能食材っぽい。

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　でぶなのでズボンの内股の付け根が擦り切れてワンシーズンに１本みたいな感じになっている。奇跡的に２年もったが、帰省した瞬間ピンポン玉２個分くらいの穴があいてオワタからユニクロに行く。正月、ユニクロに行きがち。だって普段の服がボロすぎて親に「ユニクロ行ってこい！」て言われるんだもん…。地元民がヒートテックコーナーに群がっていて「これが長野か」と思った。広島だとそんなに群がらない。というか広島の旧実家の近くにあったユニクロはいつでも客がまばらだった。

　ズボン買って帰宅して、犬を触ったりしながら荷造りをしていると電車の時間になったので駅まで送ってもらう。長野のド田舎駅なのになんか待合室が外国人でごった返していた。
　電車の中もごった返していて、帰省する時は車両に５人くらいしかいなかったのに満席だった。早めにきっぷを予約しておいてよかった…。

　カバンの中を減らすために服をいっぱい重ね着してたというのもあるが、都内に着いて山手線とかに乗ると暑い。当たり前ですけど。座席下からの暖房がボオボオになっていて、暑い！

　帰宅すると「コイソ殿」という宛名で年賀状が届いていたのでワロタ。人生で本名より「コイソ」と呼ばれた割合がグングン増えている気がするぜ。

年末年始まとめ

　去年の年末年始にオモチャとゲームを買ったら最高だったので今回もそうしたが、新実家の狭さに起因するパーソナルスペースの縮小から完全再現はできなかった。でも前述の通り十数年ぶりに５人で過ごす年末年始はにぎやかでたのしかったよ。

　あと５月は新居にソワソワしていた犬たちも慣れてきた感じだったので観察していたがそれなりに発見があり、しかしもうこの記事かなり長いのでその話はまた今度にします。