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「死んだ動物の体の中で起こっていたこと」を読んで

日頃から動物系の記事をネットで漁って読んでおり、その時に見つけた本。

「死んだ動物の体の中で起こっていたこと」
獣医病理医/中村進一

ネットで読んだ時に犬の生肉食に関して書かれておりとても興味を持ちました。
もっと読みたくなり購入して読み、昔私がお迎えしたハリネズミの女の子を思い出しました。

ペットショップで働いてた時にお迎えしたハリネズミの女の子。
シナモンという毛色で、店頭に立ってた時からシナモンと呼んでたのでお迎えしてからもシナモンでした。

その子が3才の冬のある日。
急にご飯を食べなくなりました。
おかしいと思い、動物病院へ行きレントゲンとエコーを撮ってもらいました。
記憶が定かじゃないですが、子宮に異変があり、炎症してると言われました。
抗生剤を処方してもらい、投薬してましたが、一向に良くならず再度受診しました。
検査の結果、子宮の異変は大きくなっており、抗生剤が効いてない可能性が高いとのことでした。
シナモンは再受診からまもなく旅立ちました。

当時、急にシナモンが旅立って悲しい気持ちもありましたが、なぜ亡くなったのか知りたい気持ちも大きくありました。

受診した動物病院へ病理解剖して検査できないか問い合わせてみましたが、断られてしまいました。
死亡して時間が経つと原因が判明しにくいとおっしゃってたと思います。

あの当時にこの本に、この作者さんに出会えていたら変わったのかな?と今では思います。

チームバチスタの栄光の作者である海堂尊先生の本に「死因不明社会」があります。
人の死の多くが死因不明だそうです。

人ですらこんな世の中なのだから
動物だってそう、って思ってていいのか。

私はそうは思いません。
死因がわかり、死に至るまでを知ることで救える命もあると思います。

最近、デグーのソウトも8才目前で旅立って行きました。
首の下に腫瘍らしきものがあり、大きくなっていってたのでそれが原因かと思いますが、亡くなった本当の理由はなんだったのだろう。
本当に腫瘍だったのか悪性だったのか。

ソウトは高齢だったので変に触らず、日常を見守ろうと決めてて、見取りに後悔はありませんが、それだけは今でも気になります。

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