街クラブが勝ち抜くために必要な事~クラブ愛について考える~

大相撲春場所が無観客で始まった。

昔から大相撲の大ファンで、毎場所その取り組みのほとんどを見るくらい熱烈なファンなんだが、どうも観客がいない取り組みはテンションが上がらない。

ヒシヒシと伝わる仕切りの緊張感。取り組み直前の力士の高揚感。

それを観客は、自分もまるで土俵に立ってるかのような熱気っで土俵を包み込む。

取り組みの状況に合わせて出てくる観客の歓声やため息が、画面上に取り組みの映像をよりリアルに掻き立ててくれる。

取り組みの面白さを観客が一緒に作り出してくれてるんだって感じる。

その観客のおかげで、力士たちの気持ちも高揚しているはずだ。

そう考えると、スポーツ(大相撲は国技だが)はファンによって成り立っている事が言える。

当たり前の事で今さら言われなくてもそんな事分かってるよという話なんだが。。。

ただ、ファンの存在というのを改めて感じれた事で、街クラブの運営に通じる部分もあるなと感じたところだ。

ファンづくりと言うと少し語弊がある気がするが、クラブを運営するうえで、会員をいかに自クラブのファンにするかはとても大事な事だ。

プロスポーツと違って選手にファンが付くわけではないので、(我が子のファンであることは当たり前)、クラブのファンにさせる気持ちを作っていかないといけない。

クラブ愛っていうやつかな。

そこで、ファンはなぜファンになり得るのかってのを考えてみる。

これは、自分の感覚なんだが、一番は、

そこにストーリーがあるからって事だろう。

本番を迎えるまでの選手たちの取り組み。実際のゲーム。そして結果が生まれる。また次へのスタートが始まる。

答えや、ゴールがある意味ないから、終わりのないストーリーを一緒に旅する感覚になれるのがファンの魅力なんだろうと思う。

我が子がクラブにいて、我が子の成長していく姿を見ながら、クラブ(チーム)の成長も同時に感じていく事ができる。

つまり、クラブの運営は、常に生きていないといけないという事だ。

クラブが生きている事を実感するには、その中にいる指導者・選手(子ども達)が惰性でサッカーに向き合っていてはいけない。

それでは、成長はないし、ストーリーなんて生まれない。

結局、ファンにするには、毎日一生懸命サッカーに取り組む。

シンプルで当たり前なんだけど、この積み重ねを本気でできるかどうかにかかっていると思う。

プロスポーツにファンがいるのは、プロ選手たちがファンを作ろうって姑息な手を使ってるわけじゃなく、

シンプルに情熱を競技に注ぎ込んでいる姿が胸を打つ事ができるからだろう。

まとめると、クラブにおいては、成長のストーリーを保護者の方が感じれるようにしないといけない事が重要になるだろう。

ただ、一生懸命向き合ってもその方向性が間違っていれば、ストーリーは生まれない。生まれてるんだが、ファンにない得るくらいの目に見えるストーリーがって事。

我が子の成長が一番ありきになるのは当たり前のことだから、一人一人の成長にしっかり目を向けておかないといけないって事だ。

クラブ(チーム)の成長ばかり考えていては、そのストーリーが我が事のように思えないはずだから。

だがら、クラブ愛を育てるには、そこにいる目の前の子ども達一人一人の成長を願って、一人一人を成長させてあげるってことがまず大事で、

そんな個達の成長がクラブ(チーム)を成長させるというイメージを持たないといけないんだと思う。

乱立していく街クラブから頭一つ抜け出すのは、実は難しい。。。




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