Rin|それでも世界を愛する書店(仮)

目の前の世界がほんのちょっと明るくなるような、そう思える本を店長の独断と偏見でご紹介す…

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目の前の世界がほんのちょっと明るくなるような、そう思える本を店長の独断と偏見でご紹介するつもりです。 たまにSSやエッセイも練習書きできればなぁ、と思います。 店長Rin ※本アカウントは、実在する書店ではございません。

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嫌なことがある。 悲しいことがある。 むなしいことがある。 そんな時に 読まなくてもいい、ただ知って欲しい。 同じような人がいること。 同じようなことを考えている人がいること。 あなたの思っていることが伝わる世界があること。 わかってくれる人がいる。 いま、身近にはいないかもしれないけど いつかそんな人に出逢えるかもしれない。 もし、出逢えなくても 本に戻ればあなたの背中を押してくれる人がいる。 少なくともその本を考えてくれた作家さんは それを知ってくれている。 そん

    • いつも書き出しだけで

       昔から書き出しだけを書くのが好きだった。というか、書き出ししか思いつかなかった。小説を書きあげたことなんてないし、ましてや物語を結末まで考えたこともない。いつも見切り発車で、入り口だけ飾り付けて、いざ中に入ろうとすると、途端に自信をなくす。「私に才能なんてない」  いつも誰かになりたかった。小学生のころはSPEEDになりたかったし、ファンタジー小説を読み始めたら半ヴァンパイアになって世界中を旅したいと思った。 中学では、恋愛寫眞という映画を見て宮崎あおいさんになりた

      • 遠い穏やかな光を探して

         島田潤一郎さんの「あしたから出版社」(筑摩書房,2022)を読んでいて、この前会社のイベントで参加した、ビブリオバトルのことを思い出していた。  島田さんが、どうやって出版社を立ち上げたのかが書かれていて、まだ途中だけど、ところどころのエピソードに目頭が熱くなって仕方がない。    島田さんの本は「電車の中で本を読む」(青春出版社,2023)も持っていて、それも素晴らしい本だった。今まで本を読む人に話してもなかなか通じなかった、本が私に何を与えてくれるのか、私の何を救って

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