「男らしさ」から降りてはいけない

男らしさから降りてはいけない。

最近、
男らしくなくてもいい。
強くなければいけない、なんてのは時代遅れ。
こう言った言葉を耳にする、

そんなわけがない。

過激に聞こえるかもしれないが、
そもそも、上位10%以下の男に、存在の価値などない。
原始時代のホモサピエンスは、そのコミュニティにおける、ほとんどの性行為をたった一部のアルファオス（上位10%以上の優秀なオス）が独占していた。
他のオスは、自分の子を残すことを許されなかった。
端っこで自分で自分の子を慰めるしかなかった。

不公平だと感じるかもしれないが、集団のマジョリティがそれを望んでいた。

メスは強いオスの精子が欲しいし、オスはできる限り多くのメスを孕ませたい。

自然と、アルファオスにメスの需要が集中する。

自分の子を残すことが、ホモサピエンスの個体にとってのゴールとするならば、これが絶対的に正しい。

これを望んだ個体が、結果として、自分の子を残すことができたために、
このような本能を持つ個体だけが生き残った。
何千年もの時間をかけて。

時代は変わって、現代社会においては、一夫一妻制がスタンダードになり、浮気は悪という価値観が根付いた。
しかし、ヒト（ホモサピエンス）の遺伝子に組み込まれた本能は、簡単には変わらないし、強力だ。
頭ではダメだと思っていても、本能が勝手に動いてしまう。
彼氏よりも本能的に優れたオスにアプローチされれば、ワンナイトくらいは、してしまう。

たかが数百年間の間に現代社会が作り出したルールが、数千年の自然淘汰プロセスが生み出した、遺伝子の本能に勝るわけがない。

現代日本は、出生数の減少が止まらない。
金銭的な問題に加えて、SNSとマッチングアプリの登場が拍車をかける。

Instagramを開けば、自分のレベルでは到底出会うことのない、イケメンや美女が常に、タイムラインに登場し、無意識のうちに少しずつ、ルッキズムが加速していく。
自分の半径10メートル以内のコミュニティのレベルが相対的に低く感じるようになる。

マッチングアプリでは、メスは画面を開き、オスからの数えきれないほどのライクの中から、上位のオスを選ぶ。
ライクで承認欲求を満たし、普段出会うことのないアルファオスとベッドで交わる。
遊ばれていただけなのにも関わらず、そのオス以下の男は自分には釣り合わないと感じるし、もうまともに恋愛はできない。

アルファオスは、多くのメスにライクを送り、多くのメスとベッドで交わり、捨てる。
アルファオスは、これを繰り返す。
同世代の性行為を、独占しつつある。

簡単に出会える気軽さが、時代を逆戻りさせている。

はっきりいって、メスの目に、下位3割（数字はだいたい）の雑魚オスは、視界にすら入っていない。

印象的なエピソードがある。
ある時、女の子に、「なんで男って浮気する奴しかいないの？」と聞かれたことがある。
それはお前らメスが、浮気できるような魅力的なオスとしか交わろうとしないからだ、と思ったが、一旦こらえて、さらに話を聞いていくと、本当にそう思っているらしい。

非モテの童貞雑魚オスなら君のことを一生大切にしてくれると思う。
しかしメスはそのようなオスは選ばない。
選ばないというか目に見えていない。
視界に入っていない。
視界に入らないように進化した。
万が一、そのようなオスに孕まさせられるようなことがあれば、自分の子が非モテ童貞雑魚オス（メス）となってしまうから。
そうなれば自分の遺伝子が淘汰されてしまう。生物にとって、それ以上の恐怖はない。

残酷でもこれが事実。
女は男が思っているよりも、とてつもなく冷静に、残酷に、男のことを審査している。
自分の子がモテる優秀な個体になるために。

男らしさから降りるということは、そちら（視界に入らない側）に自ら、向かっていくということだ。

それでいいのか。
モテない自分を、無理やり正当化しようとしていないか？
自由恋愛市場から逃げていないか？
アルファオスが、女の子とベッドで楽しくしている間、君は画面の前で、自分の子を慰める。悔しくないのか。

君がモテなくなって、子孫を一人も残せないような劣等個体になっても、誰も責任は取ってくれない。
君がモテないのは、多少の運があるにせよ、ほとんどは、自分のせいだ。

別に子供なんて残せなくていいと、今は思うかもしれない。
それが本当に、30代、40代になって、周りが家庭を持って、絵に描いたような幸せを手にしているのを目の当たりにしたときに、今と同じように思えるだろうか。

女に相手にされない悔しさ、
一回デートに行って、終わった後にSNSをブロックされる悔しさ、
なんなら、デートにすらいけない悔しさ、

男なら絶対に感じるはずだ。

、

食事睡眠運動を整えよう。

見た目を整えよう。

筋トレをしよう。

金を稼ごう。

堂々と胸を張って歩こう。

自信を持とう。

男らしくいこう。