2024年の正月三が日の小話詰め合わせ
元日からいきなりとんでもない地震があり、その後も大事件のニュースが続き、あまりお祝いムード全開でおめでとうとは言い難いような雰囲気も感じつつ……、ひとまず、本年もよろしくお願い致します。
今回はタイトル通り小話の詰め合わせ。
正月休みの間に起きたこと感じたことを脈絡なく詰め込んでいる、リズの脳内.zipみたいな内容。暇つぶしにでもどうぞ。
母に逆お年玉を贈った話
母に逆お年玉と称して、ゲランのリップを贈った。いわゆるデパートコスメ略してデパコスのリップの一種だ。
数年前の母の誕生日にもリップを贈ったことがある。それをとても気に入ったらしく、リップブラシでギリッギリ取れるかどうかレベルになっても使っていた。
そこまで大事にしてくれるのも嬉しいが、そこまでになっているなら新しいものを贈るか、ということで、逆お年玉などというテキトーな理由をつけて贈った。
理由は何でも良かったのだが、クリスマスを逃してしまっており、変なタイミングで突然渡すより何らか理由付けが欲しかった。私もプレゼントを渡すのになぜか妙な恥ずかしさがあって、何でもいいから理由がほしかったのだ。
ゲランで有名なリップはおそらくルージュ ジェだと思う。ケースがカスタマイズできることが特徴だ。
今回贈ったのはこちらではなく、キスキスというゴールドのパッケージのリップ。
母の好みであり似合う色味が、THEブルベ冬!みたいな、青みのある濃いワインレッド。ただデパコスだと意外とあまりなくて、探すのに随分時間がかかってしまった。
そのぶん渡したらとても喜んでくれて、早速使い始めた。実際使ってもらうまで似合うかドキドキだったが、めちゃくちゃドンピシャな色味だった。私の選ぶセンスを自画自賛したい。
三日とろろの話
新聞の折り込み広告に、近所のスーパーのものがいくつかあったが、ふと「三日とろろ」という見慣れないものが目に留まった。
1月3日にとろろを食べると健康でいられる、らしい。初めて聞く風習だ。すくなくとも私の住んでいる地域では馴染みがない。
軽く調べてみたところ、北の方の一部の風習らしい。
これは神戸新聞の記事だが、福島県の学芸員に取材した内容だ。
そういえば恵方巻もあるときからいきなり流行り始めたし、三日とろろも今年から急に流行るのだろうか。
今のところスーパーのチラシでしか見ていないが、急に朝のワイドショーで取り上げられるのだろうか。
だが恵方巻は中身にバリエーションが作れるし、それ単品で一食にもなるが、とろろは材料であってメインとも呼び難いし、特色も出しづらそう。おいしいので個人的には結構好きなのだが、見た目はどちらかといえば地味だし、マーケティング的にハードルが高そう。果たして流行るのだろうか?
初詣と茅じゃない輪の話
1月1日、とりあえず行っとくかというくらいのノリで近所の神社に初詣に行った。CMをやっているようなどこぞの有名どころではなくて、小さい神社なのだが、それでも地元民は集まるのでそこそこ列ができていた。
こうなるともう参道の正中を避けるとか無謀な話で、がっつり正中に列が形成されていた。
このあたりの無礼は許されるのだろうか。
サンホラのおかげで若干神社周りの知識が増えたので、二拝二拍手一拝がスッとできた。知識が振る舞いに自信をつけてくれる。
それから、神社に茅の輪が設置されていた。茅の輪とはこういう大きなわっかのこと。
これについてはあまりよく知らなかったのだが、軽く調べたところ主に夏(6月30日)、それから大晦日(12月31日)つまり半年に1回に行われる祓で使うものだそう。
茅の輪をくぐるとその半年間の穢れを祓えるというものらしい。
なお茅という植物を使って作られるわっかだから茅の輪というのだが、私が近所で見たわっかは明らかに植物ではない何か、紅白で塗られた物質で作られていた。だからくぐっても祓う効果があるかどうかは微妙。めでたい色のわっかをくぐってちょっとテンションが上がるかもしれなくもないものみたいな感じになっていた。それで良かったのだろうか。
寒さに膝が負けた話
前提として私は関節が激烈に弱い。どれくらい弱いかというと、人生で捻挫を7回やってるし、腱鞘炎もしょっちゅう発症しているし、昨年は膝を痛めた。
医者曰く、そもそも膝が痛みやすそうな形をしているらしい。なんやそのデバフ。
で、その膝はリハビリでわりと良くなったのだが、関節痛には寒さが大敵。
先ほどの初詣でガッツリ悪化して、帰ってきて即膝にカイロをあてて温めて悪化を防いだものの、その日は左脚をやや引きずるヨボヨボな人になってしまった。
これまでは若さである程度カバーできていたことが、ここ最近もうカバーしきれなくなって本来の弱さむき出しになっている。
関節を痛めた経験のある人は、私のようになる前に冬は冷やさないように心がけてほしい。
ちなみに膝については、貼るタイプのカイロを使うことでかなり改善した。
初売りで千切りを楽にする調理グッズを買った話
初売りを見にショッピングモールに行った。予想はしていたがとんでもない人出で、あちこちで明らかに飽きて通路で時間を潰しているオッサンやギャン泣きする子供やタイムセールを大声で連呼してシフト終わりには喉を潰しているであろう店員がいた。
私は洋服かアクセサリーで何か良さげなものがあれば買おうかなと思っていたのだが、この日はあいにくしっくりくるものを見つけられなかった。
で、買ったのが調理器具。いわゆる便利グッズというもので、包丁を使わずに、すりおろすような感じで千切りを楽にできるものだ。
こういうもの。
というのも、最近料理家の栗原はるみさんのにんじんサラダにハマっているのが影響している。
これが公式のレシピ。
これを作るためにはニンジンを千切りにする必要があるのだが、一度にニンジン一本分を千切りにするの、包丁だと地味に疲れるなぁ……と思っており、この度便利グッズを導入することにした。
ちなみにこのレシピ、ニンジンのレンチン時間が1分程度になっているが、私はもう少し時間を長くして、柔らかめの食感にするのが好み。
で、早速作ってみたところ、包丁で千切りするよりは明らかに時間短縮できた。あと厚みが一定になるのも良い。
ただ、母(料理激上手い)は包丁の方が早いかも?と言っていたので、単に私の料理スキルの問題な気もする。
このニンジンサラダマイブームが続く限りは、しばらくこのグッズにもお世話になりそうだ。
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