悪夢で石橋を叩き割る

眠っている間にみる夢が、体感8割くらいの確率で悪夢だ。

幸いなことに、目が覚めると途端に記憶から夢の内容が瞬く間に失われていく。そのため細部を覚えていることの方が少ないものの、なんとなくざっくり悪夢だったな……という嫌な感覚だけ残る。どうせならそこまで含めて忘れたいのだが。

何かを失敗したり、古い友人からきついことを言われたり、なにかに襲われたり、パターンは様々だが、総じて悪夢だ。

昔何かで、現実で起きてほしくないこと、心配していることを、悪夢としてみることで予習し、心の準備をしようとしている、と聞いたことがある。
もしそれが本当なら、私はとんでもなく心配症ということになる。
しかし、だとしてももう全く連絡を取っていない、昔の知人をわざわざ夢に出演させなくても良いと思うのだが。そんな人相手に今さら何を心配するというのだろうか。
私の脳は石橋を叩いて渡るどころか、叩き割る勢いで心配症なのかもしれない。

眠っている間くらい、平和で幸せな夢をみたいものなのだが。

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