関節がイカれている話
私は関節がめちゃくちゃ弱い。特に手・腕の関節が激弱である。
どれくらい弱いかというと、30年の人生で累計7回手首の捻挫をしている。スポーツの趣味があるわけでもないインドア人間としては、驚異的な回数だと思う。
なぜこうなってしまったかというと、小学生のとき、体育の授業にまでさかのぼる。
跳び箱で捻挫デビュー
小学校低学年のとき、体育の授業で跳び箱をやることになった。
ノーマルな開脚跳びだったため、1段目に手をついたところ、私の運動音痴っぷりが発揮されてしまった。
手をついてから話すまでのタイミングか、身体の移動か、ともかくタイミングがいろいろと悪かったのだ。
右手首に体重がかかりすぎたのか、捻挫してしまった。人生初の捻挫である。
当然痛かったので、教師に痛いと伝えたのだが、まぁこの教師が色々とアレで、対応がおかしかった。
病院どころか保健室にも行かせてもらえず、かわいそうな7歳児か8歳児は、痛む手首でそのまま跳び箱をやり続けるはめになったのだ。
今にして思えば、これがトラウマになっていたし、諸悪の根源だった。
右を庇って左もやらかす
翌年もまた、体育の授業で跳び箱が登場した。
右手首の痛みと教師のクソさを覚えており、相変わらず運動音痴な私は、当然思い切りよく跳ぶことなんてできなかった。
右手首を庇ってしまったのだ。その結果、今度は左手首に負荷がかかり、捻挫してしまった。
これで両手首に捻挫癖のようなものがついてしまったのだと思う。
ちなみにこのクソ教師、風のうわさで、私が卒業に児童を張り飛ばしたことが原因で教師自身もどこかに飛ばされた、と聞いたが、真相は不明。
正直そんな人のその後なんて、私の人生に再登場しないのであればどうでもいいと思っている。
全自動捻挫
それからというものの、学生時代は気づけば捻挫をしている、というくらい頻繁に捻挫をするはめになってしまった。
跳び箱のように理由が明白なものもあれば、そうでもない理不尽なものもあった。
たとえば、テスト中にふと手首が痛むな、でも特に負荷はかけてなかったけどな?と思い、病院に行ったところ、捻挫だと言われた。
とても簡略化して説明すると、肘から手首までの間、前腕には、橈骨と尺骨という2本の骨がある。
この骨の成長速度に差があるせいで、手首に自然と負荷がかかり、捻挫している、と言われてしまった。
そんなこと言われても、骨の成長速度なんてどうしようもない。
成長痛極悪バージョンみたいなことを言われてしまって、非力さを感じていた。
職業病
就職後も、手首、そして肘の痛みとの付き合いは続いている。
デスクワークでパソコンと向き合う仕事に就いたことで、腱鞘炎がつきまと
うようになってしまったのだ。
腱鞘炎とは、手を酷使することによって、指や手首の関節に痛みが生じる疾患のこと。
私は大人になってからというもの、この腱鞘炎でないときがほぼなく、比較的マシか、結構痛いか、の間をさまよっているようなものだ。
腱鞘炎の成れの果てなのか、それとも腱鞘炎の手首を庇うのに変な力がかかっているのか、前腕の内側や肘も痛むことさえある。
このようにして、私は関節、特に手首の痛みを抱えながら日々を過ごしている。
運動音痴なのは発達障害でありがち特性らしいが、ということは遅かれ早かれ私は捻挫していただろうし、こうなるのはもう運命だったと思うしかない。
せめてこれ以上の大きなケガはしないように気を付けようとは思っている。
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