【10〜20代女性】Instagramに「いいね!」の数が表示されないのはあり?なし?
2019年7月からInstagramがいいねの数を非表示にするテストを日本を含む7カ国で開始しました。
「インスタ映え」や「タグる(ハッシュタグで検索する)」など、流行語も多く生まれているInstagram.
今回は10代〜20代のInstagram利用者(以下、インスタユーザー)を対象に調査を行いました!
調査の結果をご覧ください。
「ストーリーズ」を活発に利用している
まず、インスタユーザーの若年層女性428名(10代女性202名、20代女性226名)を対象に、「Instagramで利用している機能」を聞きました。
両年代共に最も利用されていたのは「ストーリーズ閲覧」で10代、20代共に約8割が利用していることがわかりました。
また、投稿では「ストーリーズ」が10代で75.2%、20代で64.6%となりました。メイン機能である「フィード」への投稿は10代で56.4%、20代で59.3%となり、フィードに比べて投稿も閲覧もストーリーズが活発であることがわかります。
「DM(ダイレクトメッセージ)」においても10代の65.8%、20代の58.4%とインスタユーザーの半数以上が利用しているようです。ストーリーズにコメントした際にDMへ通知されることからも、コミュニケーションのきっかけとして利用されているのかもしれません。
フィード、ストーリーズへの投稿頻度は?
次に、「フィード」「ストーリーズ」への投稿頻度を調査しました。
「フィード投稿」では週に数回以上投稿している人が10代で19.2%、20代で23.9%となりました。一方、「ストーリーズ」では10代で65.0%、20代で45.9%となりました。
「ストーリーズ」は基本的に24時間で投稿が消える点や、画像のみならず短い動画の投稿、テキストやスタンプなども簡単に挿入できることからも投稿しやすさがあるのかもしれません。
最も検索するのは「有名人/インフルエンサー」
Instagramでは各投稿に沿ったキーワードにハッシュタグをつけて、写真や動画を投稿することができます。そして、そのハッシュタグを検索することを指す「タグる」という言葉も派生しました。
そこで、どんなジャンルがよく検索されているのか調査しました。「どんなジャンルのキーワードを検索したことがありますか?」と聞いたところ
10代、20代共に最も多かったのは「有名人/インフルエンサー」となりました。10代では「食べ物/飲み物/飲食店」、20代では「ファッション/スタイル/ブランド/美容」が続きました。
ランクインはしなかったものの「イベントのハッシュタグ」も10代で26.0%、20代で23.6%が検索すると回答しました。
インスタの別アカウント「フィンスタ」の保有率
SNSスラングとして新たに登場した「フィンスタ(finsta)」という言葉を知っているでしょうか。
以前、それちょうで行った「Twitterに関する調査」ではメインのアカウント以外を「サブ垢」と呼んでいるという調査結果が出ましたが、Instagramでは「fake」のfを頭につけて「Finstagram 」、略してフィンスタと呼ばれるそうです。
そこで、メインアカウント以外にアカウントを保有しているのか調査しました。
「1つ(メインアカウントのみ)」と回答したのは10代で46.0%、20代で59.7%となりました。
10代では半数以上、20代でも4割程度がメインアカウントとは別にアカウントを保有していることが判明しました。
そこで、アカウントを1つ以上保有していると回答した人に「メインアカウントとどのように使い分けていますか?」と聞きました。
【メインアカウントとの使い分け】
・リア垢とオタ活垢(19歳女性)
・趣味用とプラベ用(18歳女性)
・普段用と検索用(19歳女性)
・自分のリア垢とファッション/美容垢(19歳女性)
・閲覧用垢と、投稿用垢(14歳女性)
・鍵付きと、公開のものと使い分けしている(29歳女性)
・仕事用とプライベート用(29歳女性)
・プライベート 愚痴専用 副業用(23歳女性)
・サブは投稿する前の加工用(21歳女性)
趣味用やプライベート用で分けているという回答や、公開範囲設定の違い、閲覧専用と投稿専用に分けているという様々な利用方法が挙がりました。
「いいね」の数が表示されないことについて
最後に、「いいね」の数の非表示に関して調査を行いました。
米Facebook傘下のInstagramは7月18日(現地時間)、5月からカナダで開始していた投稿の「いいね!」数と動画再生回数を非表示にするテストの実施地域を日本を含むいくつかの地域に拡大したと発表した。
「いいね!」の数にとらわれずに、写真や動画の内容を重視してもらいたいという思いから実施するとしている。投稿者本人は従来通りいいね!数と再生回数を見ることができる。(出典:ITmedia)
現状は1部ユーザーへのテスト実施となるため、「いいねの数が表示されなくなる(あるいはされない)ことについてあなたの意見をお聞かせください」と聞きました。様々な意見が挙がったので、一部ご紹介します。
【表示されなくていい派】
・いいね数に執着する人が少なくなっていいとは思う(17歳女性)
・いいと思う 気軽に投稿できる(19歳女性)
・いいねほしさに過激な投稿をしている人がいると聞いたので、表示されないのは良いと思う(29歳女性)
・自分しか見えないのいいと思う(20歳女性)
【中立】
・いいとも思うし承認欲求が今までより満たされない点で見ると少し残念な気もする(18歳女性)
・特に不便はない(14歳女性)
・あまり気にならない。あってもなくても変わらない(16歳女性)
【表示されてほしい派】
・有名人の投稿のいいねの数が気になるから、有名人の投稿のいいねの数は公表してほしい(19歳女性)
・友人や自分のが見れないのは構わないが、インフルエンサーたちの投稿やコスメブランドの投稿の「いいね!」やコメントは、信頼度を表していた。なので今は無くて困っている。戻してほしい(18歳女性)
・いいねが多い方が嬉しいし、服とかもいいねが多いと安心して別のサイトで買うことが出来る(22歳女性)
・寂しいのでやりがいを感じなくなり、投稿回数が減った(25歳女性)
表示の有無に関しては様々な意見があり、テスト後に実際に「いいね!」が無くなるのか注目です。
あとがき
以上、Instagramに関する調査をお送りしました。
今回は若年層女性のInstagramの利用実態に加えて、「フィンスタ」と「いいねの非表示」にフォーカスをした調査を行いました。
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Writer :小林(・L・)
Designer:Maly.y
--- 調査概要 ---
期間 :2019年9月6日
対象 :10代〜20代/女性/インスタグラム利用者
428名(10代女性202名、20代女性226名)
運営 :株式会社テスティー
姉妹サイト:若年層調査メディア「TesTee Lab!」
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