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私がフェイシャルに力を入れるわけ

今日はフェイシャルトリートメントレッスンでした。
私、日本フェイシャルトリートメント協会の理事長なんです。

精油の翻訳家がなぜフェイシャル?と思うかもしれませんので、
今日はなぜ「フェイシャル」なのか?というお話を書きます。

日本フェイシャルトリートメント協会(JFTA)で教えていてるフェイシャルトリートメントは、美容目的というより高齢者(特に義歯利用者)のQOLを上げることにあり、表情筋の機能を再生し、表情を豊かにするだでなく、噛み合わせを向上させ食事を美味しく、会話を楽しく、交流を活性化することが目的の「表情筋機能再生フェイシャルトリートメント」というものです。

なんだか堅苦しいですが、昨日のブログの思想と同じで「人生を生き切る」ということを考えた時、食べること、人と交流することにストレスを感じていてはいけない!と思ったのです。
私は最後の晩餐には、美味しい料理を食べて、楽しい会話をしたいと。
そのためには、表情筋がちゃんと使えて、咀嚼筋と言われる筋群が使えることが大事だ。と思って、このトリートメントを作りました。

そして、入れ歯専用の歯医者さんで無理やり(?)施術をさせていただき、徐々にその形を作り上げていきました。
それが、表情筋機能再生フェイシャルトリートメント

このトリートメントを高齢者の皆さんにさせていただいて一番嬉しいことは、表情筋機能が戻りシワが減ったり、目がぱっちりしたり、滑舌が良くなることはもちろんだけど、

「行動半径が変わること」だったんです。

どういうことかと言うと、最初はフェイシャルトリートメントと言っても、敬遠がちで「やっても無駄」「この歳になって綺麗になりたいと思わない」みたいなことをおっしゃっていたのに、2回目の施術の日に
「こんな化粧品を買ってみたんだけど、どう思う?」って、化粧品の相談をされたりするんです!
あるいは
「せっかく綺麗になったから、久しぶりにデパートに行ってきた」とか報告してくださる!!

これです、これです。
私が欲しい結果は。

ボディトリートメントだって、身体が変わるわけだから心にも変化が起こります。
でも、フェイシャルって、毎日見る自分の顔に起こる変化なので、誰よりも自分が気付きます。他人にはわからない小さな変化まで見逃しません。
良い変化であれば、嬉しくないはずがありません。
そして女性です。美しくなることが迷惑という人はいません^^

フェイシャルトリートメントを通して、多くの女性たちのわかりやすい変化と喜びを見てきて、私たちが「人生を生き切る」ためには、こういうモチベーションが絶対大事だ!と思って、この施術を伝え続けています。

サロンでも

実は、アロマセラピーサロンVert Merでは、トリートメントの毎月のリピートをあまり推奨していません。
時々私から「来月もいらした方がいいですよ」と声をかけることがありますが、それはそれくらい集中してケアが必要だと私が判断した時で、通常のメンテナンスでしたら、3ヶ月に1回か半年に1回、1年に1回で良いのではないかと思っています。

しかし、フェイシャルトリートメントだけは、毎月通ってもらいたいと思っています^^ 
その理由は、これまで書いた通りですが、変化が目に見えてわかるために、モチベーションが働きやすいのです。そのモチベーションを習慣化することで、その人の生き方がわかりやすくポジティブになるからです。
もちろん身体も整いますし、肩こり、腰痛などの生活習慣からくる不調は改善されます。

そのため、私のサロンメニューではフェイシャルトリートメントの料金が一番安く設定されています^^

フェイシャルトリートメントの時代が来る

東日本大震災の時に、私は短い時間のフェイシャルトリートメントメニューを作り、リーズナブルに提供した結果、たくさんの方に受けていただいた経験があります。

その時に感じたことは、本当に疲れている時、不安な時には、服を脱ぐことや全身をリラックスさせることに警戒するけど、顔だけの施術なら落ち着いていられる。
そして、それだけで全身のトリートメントと変わらない精神効果を生むと知りました。

なので、私はフェイシャルトリートメントはこれからの時代、高齢者やフレイルには求められる技術だと思ってるんです。

精油の翻訳家藤原綾子が、フェイシャルトリートメントに力を入れる理由をおわかりいただけたでしょうか?
そして、アロマアナリーゼとフェイシャルトリートメントが、同じ目的であることもなんとなく伝わったでしょうか?




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