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自尊心と自己肯定感

占い、好きですか?
××鑑定、好きですか?
●●診断、好きですか?

これらはほとんどの場合、自分を知るためのツールです。(相性やパートナーの性格診断のためという目的もありますが)
自分を知る、ってそんなに色々ツールが必要ですか?
っていうくらい世の中には、ツールが溢れています。

アロマアナリーゼも気香アロマアナリーゼも、そのツールの一つです。
私が趣味でやっている数霊鑑定もその一つです。

自分を知る。ってなんだろう?だって、自分なんて自分なんだから、知ってるでしょう?わかってるでしょう?って思いませんか?

でもよく言う「自分のことほどわからない」と言うこと。
自分のことほどわからない。と言う言葉には二つ理由があって
・自分に対する期待値が高い
・自分に対する期待値が低い
つまり自己評価が不正確なのです。

自分に対する期待値が低い。と言うことを「自己肯定感が低い」と言ったりしますが、私はアロマアナリーゼや気香アロマアナリーゼを続けている中で、
実はほとんどの人が、むしろ「自分に対する期待値が高い」と感じています。
自分に対する期待値が高いから、実際の自分とのギャップで「自分はダメだ」と思ってしまうことが、自己肯定感が低い。と言う現象に出ているのであって、本質的には「自尊心は高い」人が非常に多いと感じています。

自己肯定感と自尊心は、似て非なるものです。

自尊心とは、自分を尊敬する心ですから、自分は優れている人間で、素晴らしい人間であると言う気持ちです。この場合、単に優れている、と言うだけでなく「人より」優れていると言う気持ちがあります。

一方、自己肯定感は、自分が優れていても優れていなくても、自分が自分であることを肯定する感覚。私は私で良い。と言う感覚です。

自尊心が高く、自己肯定感が低いと言うのは、意外と拗れる。

占いや診断系のことに夢中になるのは、自分を受け入れたいと言う面と、自分が人より優れている、あるいは人とは違う魅力があることを認めたい、あるいは認めてもらいたいからではないか?と思うのです。

診断結果や占い結果をSNSなどで公表する人がいます。(私も時々するけど)
実際、その人の個人的な診断結果はその人には意味があっても、第三者には全く無意味な情報で、公表する意味もないし、公表されたものを読む理由もないわけです。
しかしここで公表したいのは、自分がどれだけ「特別」(優れているか否かは関係なく)であるか?と言うことを認知してもらいたいからなのではないでしょうか?
これは自尊心の現れであり、さらにそこで認められることで自己肯定感が担保される。

しかし本来、自己肯定感とは他人の評価や承認とは関係なく、もちろん診断結果などとも関係なく、自分は自分で良い。と思える感覚なので、なんの基準もないはずです。
自己肯定感を高める。と言った時、このような他者からの評価や承認から高めようとすることは、結果として自尊心だけを肥大させる気がします。

占いや診断系は、自分を知るツールとして非常に面白いし、
アロマアナリーゼや気香アロマアナリーゼも自分の潜在意識や思考を知る意味で時々実施してもらいたいものですが、
それによって自分の価値が決まったり、自分が見つかるわけではありません。

すでに知っている自分との答え合わせとして使うことで、今の自分のポジションや方法が間違っていない!と自信になるのではないか。
そう言うものなのではないかな?と思うのです。

占いや診断系で右往左往する大人たちが案外多い。
時代の流れや自分の個性を知ることは大事だけど、だからと言って自分の価値観に合わないことは選ばなくて良いでのは?

いつだって「私は私」で良いんじゃないかな?


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