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あなたと同じ人は存在しない
私は、誰もが「特別な存在」だと思っています。
それは、アロマセラピーのレッスンでも、気香療法講座でも、ボディトリートメントのレッスンでもお伝えしています。
「同じ人はいない」
当たり前のことと思うかもしれませんが、案外見落としがちです。
だから「精油への反応は、誰一人同じではありません」
そう言われて、納得しているはずなのに、
精油の薬理作用で精油を選ぼうとする。
精油の選び方は、薬理作用からではなく「その人に合うかどうか」です。
ボディトリートメントは、もっとわかりやすいです。
肩甲骨の位置ひとつとっても、誰一人として同じ場所に同じようについていることはありません。
右左の高さが違う、離れている、下がっている、上がっているなど、個性的です。
同じ施術で良いはずがありません。
これくらい、私たちは「特別」で、誰一人同じではありません。
ということを、お伝えしていると、
皆さん「自分は特別な存在である」ということを自覚してくださるようになります。とても大事なことです。
でも、もう一つここで大事なことは
私が特別な存在であるように、あなたも特別な存在です。
ということに気づくことです。
つまり、自分だけを特別な存在とするのではなく、相手も特別だということ。
相手の個性も尊重する必要があるということです。
尊重というのは、大事にするということで、受け入れるかどうかは別の話。
受け入れられない個性はあります。合わない個性はあります。
それを受け入れようと思うと、自分の個性を抑えることになってしまうので、ここは敢えて離れることも大事。
とは言え、そこで相手を否定したり非難するのは「お門違い」です。
自分の個性と違うだけで、相手を否定することは最も恥ずべき態度です。
それは、「自分以外は認めない」ということに他ならないから。
精油に触れていると、こういうことを自然と学ぶんです。
ローズが好き。でもネロリは嫌い。
だからと言ってネロリの存在を認めないわけではない。ネロリが好きという人がいるし、ネロリに助けられた人をたくさん知っている。
私もいつかネロリに助けられる日も来るかもね。
と、思うんです。
また、あんなに好きだったローズが、今日は重たい。
今日は使わない方が良いんだな。また良いと感じる時に使いましょう。
と、思ったりもする。
人間関係も同じだと学びます。
大好きな人をずっと大好きである必要はないし、嫌いな人は嫌いで良い。
嫌いだからと言って、好きになる日が来ないわけではない。
それぞれみんな特別な存在なんだから、自分の判断基準はあったとしても、それが全員の基準ではない。
全ての人が、誰かの特別な存在で、その人はいつでも特別な存在なのです。
そう思うと、他人に対する怒りや不満が減ってきます。
相手を「自分の価値観」に収めようとするから、怒りや不満が生まれますが、みんな特別だしね。と思えば、どうでも良くなります。
あなたと同じ人なんて、存在しないんだから。
あなたと同じ価値観を持つ人なんて、存在しないんだから。
わかってもらうことも、わかることもものすごく努力のいること。
2%程度共感できれば、それで良い。
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