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第220話:バイクとさよなら

昨日、バイクを収めてきました。
ヤマハ VXS950a ・・8年間乗りましたがお別れしました。

バイクに、それこそどこにでもいる「バイクキチガイ」の若者のような強い思いがあったわけでも、ヘアピンカーブに車体を倒してビュンビュン突っ込んでいくような技術や度胸があったわけでもないのですが、僕にとってバイクは、あえて言えば「憧れ」くらいの位置にあるものだったかもしれません。

免許を取ったのも37歳。中型から大型へ。「いつかはハーレー」とか書いた大きな木の貯金箱を作ってぽちぽち500円玉を貯めながら。

最初のバイクはホンダのホーネット(250cc)。
ホーネットの故障が続くようになって買い換えたのがホンダのマグナ(250cc)。

マグナが事故で大破して買い換えたのがヤマハ VXS950a (950cc)。

合わせて23年乗ったことになる。ちょっとした気分転換、時間を作って5日くらいのツーリング。途中から始めた日本一周一筆書きの旅も志半ばで・・。

定年退職したらもっと余裕ができて、あちこち出かけられるのではとも「夢」を抱いていたのですが、年金も支給されず、フルに働いて20万ちょっとの手取り、退職金を食い齧っていく生活では維持できない・・。
「他に削れるものがあるんじゃない」とも思ったし、後に同僚にも「一番削っちゃいけないものなんじゃない」とも言われたが、カミさんは事故の心配もしたかもしれない。

でも、なんだかなあと思う。大きなものを失ったような。
寂しいが、仕方ない・・か。


と言うことで、皆さんに取っては、まったく無縁な感傷なのですが、バイクの写真を記念に載せさせてください。

バイク
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これもまったくのついでの話ですが、夏の間、暑さをしのぐために夜は僕のバイクのサドルで寝ていた我が家の猫も居場所を失いました。

バイク


この家に居場所を探す僕と猫
僕はどこ?つぶやいて見る薄月夜


■土竜のひとりごと:第220話


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