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夏色のセーター

夏色のセーターを着て君が待つホームに恋がぽつんとあった

電車の車窓より
北上の大きく蛇行するまでをつややかに座す君と見終へぬ

   *

僕といふ淋しさの中に君を置き三十五年過ごし来しこと


一番近い人に
素直に
優しくなれないのは
何故だろうと
最近思ったりします。

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