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土竜のひとりごと:まとめ記事:カミさんに遺す僕の物語

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これまでに書き溜めたもの、このnoteの「土竜のひとりごと」に書いたものを2000字程度の文章に整理してここに集めてみたいと思います。
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2022年4月の記事一覧

第138話:ケータイ

久しぶりに会った友達が「おまえでもケータイ持ってるのか?」と驚いて聞くほど僕は文明のニオ…

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第34話:平凡

家にはオジイチャンがいて 家にはオバアチャンがいて ある夏の一日が暮れようとしていた カラ…

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第18話:金庫

皆さんの家には金庫があるだろうか? 自慢する訳ではないがウチには金庫がある。勿論そんな立…

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第14話:走る

「走る」などというタイトルはおよそ僕には不釣り合いで、運動という言葉すら最近は遠い存在に…

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第12話:忍者の友達は何人?

もう40年前の話であるので、そのつもりで聞いていただきたいのだが、アメリカとカナダに行った…

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第9話:煙草

僕が煙草を吸い始めたのは大学4年の春、21歳の時である。そう言うと「20歳になったら煙草はや…

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第7話:生と死について考えてみたこと

■我が家の猫 猫が陽の当たる居間で昼寝をしている。わが家の猫はサビ猫という種類で決して美しくはない。家の中で見るとそうでもないが、外で見るとコンクリート色の薄汚い貧相な猫に見える。 そう言うとカミさんは「かわいそうに」と猫をかばうのだが、そのカミさんの愛情によって結構いいキャットフードを食べているせいか、毛並みはいい。ふかふかつやつやしている。 それを撫でていると、「猫は毛物(ケモノ)なんだなあ」と思う。貧相な猫であってもぬくぬくと可愛い。  サビ猫というのは性格がきつく