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教務主任

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2023年5月の記事一覧

教務主任日記 26日目 -新たな提案をするとき⑧-

•始業時間の変更…①
については非常に簡単な話。

だらにとってもメリットがあることを言う。
提案の基本的な形。

教員にとって、生徒にとって、保護者にとってメリットがどのようなものがあるかを丁寧に伝え理解をもらう。とても単純だけど、最も理想的な形。

キャズムを乗り越え、提案の質を担保する事で提案はより通りやすくなるし、理想の学校への一歩になる。

教務主任日記 25日目 -新たな提案をするとき⑦-

•AIドリルの導入…①②
•コロナ禍におけるオンライン授業配信…①②

この2点については、AIドリルを導入することによるメリットやオンライン授業配信をすることのメリットをとデメリットを明示して、いずれを選択するかは先生たちに委ねる、という提案の形をとった。

AIドリルを入れることで不登校の生徒へのアセスメントが可能になること、授業について来れない子にとって個別最適な学習ができることを伝え、導入

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教務主任日記 24日目 -新たな提案をするとき⑥-

•GIGA端末の速やかな全校生徒への配布…②③
についても同様ではある。

端末を導入するとどのような危険性があるのか、という考え方が先行しそうなところである。
しかし、提案する上で、多くの先生に思考停止をしてもらい批判が出る前に提案を通してしまいたい。
なので、Society5.0や第四次産業革命、知識基盤社会、他国のICT環境、日本産業の停滞など小難しい話をした上で、しれっと「なので、配当可能

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教務主任日記 23日目 -新たな提案をするとき⑤-

•「総合」の抜本的改革
•GIGA端末の速やかな全校生徒への配布
•AIドリルの導入
•コロナ禍におけるオンライン授業配信
•始業時間の変更
を例に
① 全方位型メリットが包含されている
② 選択的必然性
③ 無理解による無批判
という質がどのように含まれていたか、という具体について整理したい。

•「総合」の抜本的改革…③
•GIGA端末の速やかな全校生徒への配布…②③
•AIドリルの導入…①②

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教務主任日記 22日目 -新たな提案をするとき④-

③までが根回しの仕方について言語化してみた。
今回は提案の質のことについて。

新たな提案の質は丁寧とか、緻密とかそういうことより、もっと一般化して提案の方向性はどうあれば通しやすいのか、何を語れないといけないのか、と言う点について。

原則的には課題があり、その解決のために新たな提案を行う、と言うことだとは思うけど課題意識なんてそれぞれ異なるし、自分が課題だ、と思ってもみんながそう思うわけではな

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教務主任日記 21日目 -新たな提案をするとき③-

ラガードへの対策がある程度出来たら、次にやるのは、影響力がある人に提案の概要を話して、「どう思いますか?」と意見を求めること。
その中で、いいと思うよ、と言われたら「懸念される事はなにかあります?」と返す。怪訝な反応なら「やっぱり穴がありますよね。気になる点を教えてください。先生に先に聞いておいてよかった」と言う。

ここで大事なのは2つ。

概要の説明は目的[理想]と手段を分けて話すこと。

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教務主任日記 20日目 -新たな提案をするとき②-

新たな提案をするときハレーションを起こしがちな人はラガードと呼ばれる層の人たち。

ただ、ラガードの人達の中で影響力のない人は無視。影響力のあるラガードの人には根回しを丁寧にする。このときに賛成させよう、とするのではなく賛成、反対いずれの意見にも一考の価値があること。そして、対外的にいずれのポジションの方がより好意的なのか、反対または現状維持のままではどのようなデメリットが発生することが予測される

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