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コトバにならないプロのワザ~生成AIに再現できる?に行ってきました。

先日、お台場エリアにある未来科学館へ行ってきました。
お目当ては「コトバにならないプロのワザ~生成AIに再現できる?」というイベントでした。

イベントエリアの入り口

私は正直チャットGPTというものを流行りものとして認識していました。また、「人間の方が尊いし、チャットGPTって人間を脅かしていきそう」というネガティブな印象を持っていました。

その為、チャットGPT自体にはあまり興味はなかったのですが、このイベントはチャットGPTを言葉のプロが使った感想というものを知れるという事、かつ、私が大好きな詩人の谷川俊太郎さんがチャットGPTを使われてその感想が聞けるという事でもあったので、行ってみたい!と思い足を運びました。

「問い」から始まる展示

展示エリアのスタートは、「問い」から始まりました。
うろ覚えの表現ですが、チャットGPTに対して「ネガティブ」か「ポジティブ」かを判断して展示エリアに進む道を決めて行きました。

私は、もちろん「ネガティブ」を選択し進みました。
詳細はネタバレになるので記載を控えますが、展示を見た私の感想としては
「チャットGPTも人間も同じなのだな。」ということです。

チャットGPTも人間と同じ

チャットGPTもインプットする情報の量・質という環境に左右されてアウトプットのクオリティが変わるのだなという事を感じ、それって人間と一緒だなぁと思ったという事です。

・・・・どうでしょうか。
至極当たり前の事を言っていると思うかもしれませんが、私にとっては、これはかなり興味深い事でした。

まず、チャットGPTは(現時点では)ツールの一つであるため、指示が必要です。
その指示がチャットGPTの成果物のクオリティと、未来に向けての成果物のクオリティを左右します。だから、その指示が非常に大事だということ。

その指示を行うのは、現時点では人間となるため、ここでも人間の豊かさを試される時代になっている。人間が今、内面の豊かさを大切にし見つめること、社会とのつながりを考えることは、こういった側面でも必要とされる過程なのだなと思いました。

チャットGPTに指示を出す人間が、自分が何をしたくて、それを何のためなのか、そしてそれをする事でどのような人々や組織が関係者となるのか。
そこまで考え、適切な言葉で指示を出せたら、私が感じていたチャットGPTへのネガティブな印象は軽減されるのだろうと思いました。

人間の指示=その人間の内面理解の言語化の形

ポスト資本主義時代に突入している。

私は、高度経済成長期に頑張ってきた両親に育てられ、バブルが崩壊した世界に生まれた世代です。
これまでの人生での豊かさの定義は「モノ・カネ・ステータス」でした。
それに向かって、全力疾走で頑張ってきたと思います。
そして大怪我をしました。

そういう人はたくさんいると思います。

世界のあちこちで環境破壊が進み、人間の好奇心が私たちが宇宙の一つの惑星に住んでいることを教えてくれています。そしてこうして人間や動物が、海・緑・光と共に暮らせている奇跡を教えてくれました。地球自体が太陽やその他の宇宙環境に左右され、変化続けていることも知りました。

そんな中で、引き続き「成長」を軸とした資本主義を続けていく事が、今後も変わらぬ豊かさの軸になるのでしょうか。
私は今までの自分の人生をかけて、もうその豊かさは崩壊していることを学んできたように思います。

豊かさの定義は、一旦、自分の内面の癒しや理解、人間としての成長、社会との繋がりに変化していくと感じています。

その為に私ができることは、キャリア・カウンセリングや、NLPなど学んだことを総合的にできるだけ多くの人に伝え、提供していく事だと思っています。

チャットGPTのこの展示に足を運んだことで、改めて人間の豊かさというものが、今後より一層大事になると確信することができました。

さて、話を戻し、私がこの展示から深い学びを得られたのは、やはり谷川さんの指示によるチャットGPTのアウトプットの変化を見ることができたからです。また、小沢さんによるチャットGPTとの漫才が成立するのか?という視点でのコメントなどを拝見した刺激からだったと思います。

展示自体はそんなに大きいスペースではありませんが、足を運ぶ価値のあるものだったと思います。
仕事にフルベットしている脳をお持ちの方がいたら、少し、その脳のエリアを開放してみる為に科学館に足を運ぶこともオススメです。

また、未来科学館についてのコラムも次回書きたいと思います。

展示期間は2023年11月13日まででした。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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