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【#56 飛行機note】 航空貨物便

航空便の貨物需要は高く、某航空会社さんは貨物輸送で売上増の嬉しいニュース。通常の旅客機も省エネ機材はお客様を乗せずに貨物輸送だけのフライトもよくあるそうで、今回はそんな話題を。

ジェット機の貨物便には2つあり、フレイター便とベリー便、前者は貨物専用機として作られた窓も客席もない機材で輸送量は絶大、後者は通常の旅客機に荷物を積んで運ぶ便のこと。ベリー(belly)はお腹のことで旅客機のお腹にあたる部分に貨物室があることから名付けられたのだそう。

飛行機先生も乗客ゼロで貨物便で飛ぶこともあるようで、ある時は機体重量がとても軽く積載物を問い合わせると生花だったとのこと。昨年春頃は客席にもマスクを積んでニュースになっていましたが、今も医療関係の物資を運ぶこともあるのだそう。

一方でB747のフレイター便を操縦したこともあるという飛行機先生、昔の話しとのことですが、客席のない貨物便、操縦交代で休憩になると「ちょっと散歩してきまーす」と言って荷物の間を後部まで歩いて往復していたのだとか。B747だからかなりの距離。ずっと座りっぱなしの姿勢は辛く足を動かすことは大切、とのことでした。今も操縦中に足首を伸ばしたり、休憩中に屈伸するそうです。

飛行機先生によると「お客様がいない時は多少の揺れも気にせずに飛べるので心持ち楽です」とのこと。また、貨物便にCAさんは乗らないので、食事をパイロットさん自身で積んで、休憩時間に自分でレンジで温めていただくのだそう。自分の好みの温度に調節できるし、気を遣わないのでコレはコレで良いですよ、とのことでした。ちなみに機内の電子レンジは1700w、気をつけないと加熱しすぎるそうで30秒ごとに様子を見ながら温めるそうです(飛行機先生の場合。笑)

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B767-300のアマビエジェット。JALさんの数ある機体の中で1機だけの特別塗装機、「行こうぜニッポン!」が目印です。

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