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【#26 飛行機note】 素人目線の、飛行機の進化

見出しの写真は中部国際空港(セントレア)のBoineg787の実物、そのエンジン部分、間近で見ると大きくて迫力があります。

飛行機の進化、なんて大それたことを語れる身分では無いけれど、ライト兄弟の初飛行が1903年、それから118年で一般人が気軽に搭乗できるってスゴイなぁといつも思います。以前、主翼に燃料タンクを作ることで長距離フライトが可能になったと書いたことがありますが、様々な努力と試行錯誤を繰り返して進化してきた飛行機、戦争の歴史が飛行機の発展にも繋がった背景もありつつ...大型機を安全に飛ばすことができるようになった進化の歴史は本当に奥深いです。

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飛行機先生に出会い、最初に聞いたのは「飛行機が進化して操縦は楽になりましたか?複雑で大変になりましたか?」という質問でした。昔のジェット機は今のようなレーダーによる位置情報や液晶画面などなく、ナビゲーターという現在地と方向を確認する乗務員もコックピットにらしたのだそう。飛行機の進化とともに便利に安全になる一方で複雑になり操作や確認することも格段に増え、操縦は楽になったのか大変になったのか?と常々思っていた疑問でした。

飛行機先生の答えは「技術の進歩は目覚ましいものがあります。それに対して人はなかなか変わらないものです。人的な不安全要素を取り除く教育は近年よく行われています」と。シンプルですがナルホドでした。

訓練もフライトシミュレーターが進化して、実機訓練の代わりにシミュレーターを用いられるようになったと聞きます。そして機械操作よりもコミューニケーション能力が重要になった部分もあることも。その全てを担う航空会社や航空機メーカー、業界そのものが進化に対応していくことにも感心しきりです。

飛行機先生に「進化の最先端で操縦する、主役のお仕事ですね」とお伝えすると「我々パイロットはオペレーターです。整備さんやフライト全般を管理運営する人がいて、その上で操縦業務を行う、皆の仕事と信頼があってフライトが成り立ちます」と。ジェット旅客機1機を飛ばすのに200名くらいの方が関わると聞いたことがありますが、ホントそうなのだなと思ったり。飛行機の進化から横道にそれてばかりですが、色々思います。

そもそも、この進化について書こうと思ったのは、乗務員さんの持つタブレット端末がきっかけでした。今まで紙で支給されていたフライトマニュアルや海外の空港情報が1枚のタブレット端末に集約され、紙マニュアルの差し替えが無くなり、情報更新が楽になり、情報検索も秒速になり。飛行機先生の所属する航空会社さんが乗務員へタブレット支給したのは5年ほど前らしく、割と最近なのに驚きましたが「その面では格段に便利になったのは間違いない」とのことでした。

アナログからデジタルの変わり目を味わった昭和世代、タブレット1枚でも大きな進化と感じます。飛行機がこの先、どんな風に変わるのか、全て自動操縦で旅客機が無人操縦に...ということは無いと思いますが、より操縦は楽になるのか、AIやVRの進化で移動自体が変わるのか、飛行機への関心は尽きません。素人目線で、これからも進化を追い続けたいと思います。



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