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世界でいちばん暑い夏 / PRINCESS PRINCESS【Day3 : 30-DAY SONG CHALLENGE】
””夏を思い出させる曲””。
ここ数年の夏は、この曲の冒頭のベースを聴かないと始まらない。同じ音を八分で刻んでいるだけなのに、なぜこんなにも心躍るのだろう。今、書きながら聴いているので、私の夏は始まったようなものだ。
四分音符一つだけの飾り気のないアウフタクトで入ってくるタム、2番のBメロ前のギター、大サビ前の無伴奏コーラス、あちこちできらきら輝くキーボード。どこをどう取っても夏でしかないし、好き以外の感情が抱ける訳がない。
歌詞の言葉選びも、なんだかいちいち眩しい。
8月の風を両手で抱きしめたら イマジネーション飛び立つのサヴァンナへ
見えなくても大好きなものを抱きしめて、見えない翼で飛んで行ってしまう。
たいくつなイルミネーション ざわめく都会のノイズ ステレオタイプの毎日が ほら蜃気楼のかなたに消えてく
「あなた」が退屈な日常を消してくれるようなお姫様展開ではなく、”消えてく”、と言ってしまうところ。
駆け抜けるゼブラのストライプ
普通であれば意味のよくわからない言葉の組み合わせも、なんとなく分かってしまうのが悔しい。
2年前の夏は、好きの気持ちが昂りすぎた結果、ぶつける場所がなくなって、バンドスコアを買い、演奏予定もないのにギターアンサンブル編曲をしていた。少し歪んでいるかもしれないが、自分なりの愛情表現だ。本当にどうしようもないぐらいに好きだった。
今でも変わらず好きだが、この曲を聴くと2年前を思い出すあたり、熱量ではあの頃に負けているのかもしれない。
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