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水星逆行

皆さんは水星の逆行という現象をご存知でしょうか?

「逆行」と言っても水星自体は前方向に進んでいます。
地球から見て逆に動いているように見えるだけ。

どうしてそう見えるかと言うと理由は惑星の公転速度。
水星は、地球や金星の内側で太陽に一番近い位置を周回しています。

公転速度は地球が365日に対して、水星は176日。
速度が速いために地球を追い越して離れて行く時期に、本当は同じ方向に進んでいるのにまるで逆の方向に進んでいるように見える。
この状態が逆行です。

ちょっと物理の問題に出てきそう。


今年の水星逆行は3回あります。

1月31日~2月21日
5月30日~6月23日
9月27日~10月19日

さてこの期間にどんな事が起きやすいかというと

★「情報伝達、コミュニケーションが上手くいかない」
★「計画が遅れる」
★「デジタル類が壊れる、故障する」
★「メールなどの返信がなかなか来ない」
★「旅行の際にはトラブルが多くなる」

この逆行の期間に最も影響を受けやすいと予想されるのは、水星を守護星に持つ双子座と乙女座です。

でも、この様なトラブルは日常起こっている気がします。

私は実はこれ、「集団無意識」が関係しているような気がします。

その「集団無意識」については別の機会にお話しするとして

今回はこの「水星逆行」を別の視点からお話ししていきます。



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それは「記憶の振り返り」です。

水星は「逆に動く」ということから、記憶をたどる行為、つまり「振り返り」に適した時期です。

殆ど曖昧で歪んだものになりがちな記憶。

自分の中では事実なのに、都合よく脚色されて行く記憶。

その当時の見落としを、「今」いる場所から、現在の自分の視点で見直すことで、真意を理解するニュアンスが「振り返り」です。

少しでも気になる事があったら立ち戻ってそれらを意識する。

もし友人に誤解されるようなことを言ったかもしれないと思ったらその人ともう一度話をして不安を解決しましょう。

過去の出来事が気になったりした時はその記憶を真摯に受け止めて考えてみることです。

「振り返り」が自分でも気づかないうち潜在意識の中から語り掛けていることがあるかもしれあません。

水星逆行の期間は自分自身が直感的に感じる不安や心に何か引っかかる感覚を信じて対処してみるという姿勢を持ってください。

今一度振り返りの出来事の真意を知ると、記憶を正しく書き換える必要があるとか、今の自分の視点で考え直すべき所が見えて来ます。



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古い手紙や昔好きだった映画を改めてみる。

ふと頭に浮かぶ思い出の場所に行ってみるのもいいかもしれません。

過去に起きた体験は今も自分の中に生きています。

過去の出来事や体験は現在の自分の考え方、恐怖心に反応したり誇張する感受性に溶け込んでいます。

今の自分はこれまでの記憶の上に成り立っているのです。

でもその記憶の一部に誤りがあったらどうでしょう。

もし、昔みえていたものが見えなくなっていたとしたら、何か底に引っかかるものを感じたら、それこそ今見直すべき事柄です。

今、あなたは昔より賢く成長しているはずです。

以前とは違う視点で振り返ると、ちゃんと見えてくはずです。

水星が逆行することで起こる、仕事やコミュニケーションのトラブルは知識と体験を知っていれば、ある程度防ぐことが出来ます。

それよりも自分の心の真実を見つけるためにこの期間を使ってみると
貴重な体験ができるかもしれません。



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ところで逆行は「今現在逆行しているかどうか」がテーマにされがちですが誕生日のホロスコープに現れる逆行も実は意味を持っています。

逆行時は天体の力が素直に発揮されにくいという前提に立ち、盤面の中で逆行している星の影響は相対的に弱く読むことが出来るわけです。


いかがでしたでしょうか?

「惑星」自身は前に動いているのに、相対的な物の見方で「逆」に動いているように見える。

そして、逆に動いていると信じ、その影響までも本来のものとは違うかもしれない現実に物事や出来事を置き換えている。

それはまるで私たちの記憶と潜在意識の関係に似ています。


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