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自分の中に「why?」を探すべき2つの理由

みなさんの日々の活動には、どんな「why?」が眠っていますか?

学生の場合、長期インターンだったり、就活に向けたサマーインターンヘの参加だったり、他にも色々と活動をしているでしょう。

社会人の場合は、やはり現状で取り組まれているお仕事がメインの活動でしょうか。

今回の記事で問いたいのは、その活動の裏にはどんな「why?」が眠っているのか、つまりはなぜそれをやっているのか?というところです。

「why?」を探っていくことは、自分のパフォーマンスを上げていく上での非常に重要です。

そして何より、周りの人を動かし、評価され、チャンスを掴んでいく上でも非常に重要となってきます。

とはいえそもそも「why?」を問うということが、実際どういうことなのかイメージがつかないという方も多いと思うので、具体例をふんだんに交えながら解説していきます!


人は「why?」に動かされる

人は「why?」に動かされる、とはよく言ったものです。

what(=何をやるか)やhow(=どうやるか)ではなくて、why(=なぜやるか)によって人は動かされるのだと。

まあでもこれ、考えてみたら当たり前ですよね。

例えば、みんなが大好きなディズニーの例をあげてみましょう。

おそらくですが、ディズニーのwhat(=何をやるか)の1つは、

「子供向けにアニメでストーリーを作ること」

だと思われます。これは間違いない事実です。

しかしここで、ディズニーが自社の紹介をする時に、

「私たちは、子供向けのアニメを作る会社です」

と言ったらどうでしょう?正直全然ワクワクしませんよね笑。

そこで大事になってくるのが「why?」、つまりなぜやるのかなのです。

ディズニーの「why?」は色々あると思いますが、1つには

「人々に夢と魔法の世界を届けたいから」

というのがあげられるでしょう。

するとどうでしょう?不思議とワクワクしてきますよね?

こんなちょっとした例でも、いかにwhy(=なぜやるのか)の部分が重要かがご理解いただけるかと思います。


さて、「why?」の重要性がわかったところで、

ここからは実際にみなさんの日々の活動の裏にはどんな「why?」が転がっているのかを考察していきましょう。

一番簡単なのは、

「なぜ?を3回以上問うてみる」

という方法です。

「うわー出たよ、またリ○ルートがよく言ってるやつじゃん」

と思う人もいるかもしれませんが、これ超大事なのでやってみてください。

ここから先にぼく自身の例をあげつつ話を進めていくので、自分の場合はどうかな、というのを実際に手を動かして考えながら読み進めてくださいね!


具体例① 〜なぜ長期インターンをするのか?〜

ぼくは大学3年生になるまで、合計3社で長期インターンを経験してきました。

この頃の軸はブレブレで、IT系を中心に様々な業界に関わっていました。

そこで1つめの例は、かつてのぼくにインタビューをする形で「なぜ?」をたくさん問うてみたいと思います。


〜なぜ長期インターンをしているの?(1回目のなぜ?)

ぼく「将来起業したいと考えていて、そのために今は色々な会社で経験を積んでスキルを身に付けたいからです」

〜なぜ将来起業したいの?(2回目のなぜ?)

ぼく「世の中にインパクトを残したいと考えていて、それを即効性ある形で実現できる手段が起業だからです」

〜なぜ世の中にインパクトを残したいの?(3回目のなぜ?)

ぼく「うーん、それはなんというか、やっぱり生まれたからには世の中に価値を出した実感が欲しいというか、それが結果的に生まれた意味を残すことなのかなと思っていて・・・」

〜なぜ世の中に価値を出した実感がほしいの?(4回目のなぜ?)

ぼく「うーん、それはたしかになんでなんでしょうね・・・」


こんな感じでしょうか?

「なぜ?」を徹底的に問うとはどういうことなのかが少しわかりやすくなったのではないでしょうか?

例えば、「世の中にインパクトを残したい」というのは、一見するとまあ確かにそうだよな、と思わされるものですね。

でも、そこで思考停止してはいけません。なぜ?を問うのです。

一見自明のように思われることであっても、そこで止まることなく「なぜ?」を問い続ける。

これにすらすら答えられない以上は、まだまだ確固たる「why?」が自分の中に見つかっていないということになります。

この時のぼくも、全然「why?」が確立していないのがわかると思います。


具体例② 〜なぜ教育分野で活動をしているのか?〜

さて、2つめの具体例は今のぼくの話です。

こちらも先ほどと同様、インタビューをする形式で書いてみようと思います。


〜なぜ教育分野で活動をしているの?(1回目のなぜ?)

日本の教育制度を変えたいと思っているからです。

〜なぜ日本の教育制度を変えたいと思っているの?(2回目のなぜ?)

多くの人が、他人との比較で生きるしかないことに苦しんでいる現状を、教育を変えることによって根本的に改善したいからです。

〜なぜその問題を解決したいと思っているの?(3回目のなぜ?)

それは他でもない、ぼく自身がかつてその問題に苦しんでいたからです。

他人との比較の中ではなく、自分自身の軸を持って生きる方が、幸せになれるのではないかと考えているからです。


こんな感じでしょうか?

先ほどの例とはうって変わって、受け答えにつまることがなくなりましたね。

最終的に出てきた「why?」も、他ならぬ自分自身が苦しんだ問題を解決していきたいという、説得力のあるものになっています。

では、この先は2つの例において、「why?」が確立しているとどういったいいことがあるかを考察していきます。


考察① 〜自分自身のパフォーマンスがあがる〜

さて、1つめの例をみてみましょう。、

「何となく起業がしてみたい」

「そのために何となく成長できる環境に身を置きたい」

その程度でしか自分の「why?」に向き合えておらず、心から湧き上がってくるようなモチベーションに突き動かされていた感覚はなかったです。

この状態って結構しんどいんですよね。

ふとした瞬間に虚しさを感じることもあるし、手段が必ずしもそれである必要もないから、隣の芝が青く見えて仕方がない

働いていても、そこそこ評価はされるし感謝もされるけど、100%腹落ちして取り組んでいることではないから結局そこそこ止まり。

つまり、心の底から湧き上がってくる「why?」から動いていないと、自分自身もパフォーマンスが上がらないし、人から評価されるはずもないんです。


一方で、2つめの例ではどうでしょう?

他でもない自分自身が苦しんでいた問題を解決したいから、という確固たる「why?」があると思います。

何となくではなく、この問題に立ち向かうのが自分である必然性がある

これがあると、日々イキイキと活動することができます。

「何のためにやっているのか?」という虚しさを感じることもありません。

ゴールのない「成長」を追い求めることがなくなり、ただひたすらにその問題を解決するにはどうしたらいいかを考え行動し続けるようになる。

その方が圧倒的にパフォーマンスが上がりますし、結果的に「成長」もしていくはずです。

まずはこの点に、「why?」を確立させることの重要性があります。


考察② 〜周りの人からチャンスが舞い込む〜

確固たる「why?」を持っていると、多くの人が共感し、応援してくれるようになります。

冒頭で説明した通り、人は「why?」に動かされるからです。

それだけでなく、同じ道で第一線を走っている第一人者の方からも認めてもらい、一緒にお仕事ができるようになります。

ぼくは現在様々なプロジェクトに関わっていますが、

どれも教育やコーチング・ファシリテーションの世界の第一線で活躍している人から一緒にやろうと認めていただいて、関わらせていただいています。

「why?」をしっかり持っている人は、まずもってほとんどいないので、それだけで頭一つ出ることができます。レアなのです。

そしてなにより、ブレない軸を持っていることになるので、仕事を任せる際に信頼ができます。

あなたがプロジェクトメンバーを探す側の人になったとき、

「何となく将来起業したいから、そのための成長ができそうなあなたのところで働かせてください」

っていう人と、

「ぼくには、過去にこういう体験があって、そこからこういう問題意識を持っています。だからあなたと一緒に働きたいんです」

っていう人、どっちと一緒に働きたいですか?

もちろん後者ですよね?

だからこそ、「why?」を持っている人にはチャンスが舞い込むのです。


原体験は大したものじゃなくていい

「いやいや、そんなこと言ってもぼくにはそういう原体験はない!」

こういう話をすると、人が出てくることが予想されます。

ぼく自身もかつてはそうだったので、とてもわかります。

「高校生の時にアメリカに行って、そこで日本の教育に問題を感じました」

「親父が経営者で、とても経営に苦しんでいるのをみていたからこそ、そういう経営者をコンサルになって救いたい」

そんなストーリーをみなが持っているはずはありませんね。

ぼく自身もそんなものは全くありません。

でも、ちょっと自分の胸に手を当てて考えてみると、かならず何か見つかるはずなんです。

自分が心のどこかでおかしいなと思っていること。

自分が経験したことの中で、嫌だったこと。

絶対にあるはずです。

そういう小さな疑問のタネを、行動していくうちに育てていけばいいと思います。

それがもし違ったら、自分の望む道じゃなかったらどうしようと考えるかもしれません。

その時はまた一からやり直せばいい。

やったことは絶対に無駄にはならないはずです。

むしろ、自分の疑問のタネの解像度がまた一つ上がっているはずなので、むしろ圧倒的に前進していることにもなりますね。

まずは小さなところから徐々に初めて、育てていくのがいいのかなと最近は考えています。


まとめ

いかがだったでしょうか?

この記事の学びをまとめるとすると、

・人は「what?」でも「how?」でもなく「why?」に動かされる

・確固たる「why?」から動いている人は、パフォーマンスが圧倒的に高い

・確固たる「why?」から動いている人には、チャンスが次々と舞い込む

こんな感じですかね!

この記事が、少しでも学びになることを願っています!

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