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介護とロボット その1

介護とロボット

介護現場におけるロボットは大きく2種類に分けられると思う。見守り(状況把握)系と癒し系である。     見守り系は、本人が利用するというよりは、家族や関係者が対象者の状況を把握したいために使われる傾向がおおく、良かれと思って使われている。その一方では、対象者となる側からすると「監視されている」感があり、ありがた迷惑感がある。しまいには、「こんなもので親の安否を確認するなんて。会いに来てくれればいいのに」と親子の関係性が悪くなることもある。

もう一つの癒し系ロボットは赤ちゃんや動物の形態をしたもの、または簡単な会話をするものがある。赤ちゃんや動物型のロボットは、「かわいさ」は感じられるが、やはり「本物感」に欠ける。また、こちらから「あやそう」としないとぬいぐるみと同じ存在となり、ただの置き物になってしまう。
会話をするタイプは、あいさつ程度の簡単なものならば良いが、それ以上の「コミュニケーション」を求めると、応えられず、会話にならないため勝手にイライラを感じ、「醒めて」しまう。

ロボットというよりは、監視カメラの簡易使用であったり、おもちゃの高価版といったもので、これらのロボットを使用した感想は、本格的に「介護」現場に取り入れるには正直必要性を感じられなかった。



介護とITが言われるようになり、介護職員の負担軽減のためのものは多く出てきて、その効果は確かなものがみられる。高齢者が使うものとしてもいろいろあるが、おおくが、高齢者が使うためには「つなぐ人」が必要となる。高齢者がみずから主体となって使えるものがないかと思っていた。そこでみつけたのが[LOVOT]である。

#LOVOT #そらおと #介護

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