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ストレスチェックと診断書と”今思えば”

2年ほど前、30余年のカイシャ生活で初めて休職をしました。コロナ禍、人事の部門長だったワタシはシゴト上のさまざまなプレッシャーを感じていて、休日も緊急の電話対応も増え、携帯電話は常に(鳴っていないときも)鳴っているような錯覚に陥っていました。

人事というシゴト柄、セルフケアをせねばと思い、当初は自ら(こっそり)カウンセリングを受けていましたが、しばらくして、クリニックの受診を勧められました。”今思えば”何か焦燥感が強かったような気がします。
とにかく何かに追い詰められていて、逃げたいけど逃げられない、休みたいけど(キモチが)休まらない。

服薬が始まりました。主治医の先生からは、「少しでいいから、とにかく休みませんか」と休職を勧められました。が、”ここで人事部長がメンタルで休むなんて、ダメだ!他の社員はどう思うんだ?迷惑がかかる”との一心で、「もう少し頑張ります」と出社を続けていました。
でもカイシャですから、日々さまざまアクシデントは起こります。通常のメンタルなら対処できたかもしれません。でも、まさに限界、もう駄目だ、でも休む理由が。。。

そんなときに年に一度の「ストレスチェック」の実施がありました。もちろん人事部長だって受けます。結果は「高ストレス者」に該当(そりゃそうだ)。ここで、ワタシ、観念します。
主治医の先生に、「おっしゃる通りお休みします」とおハナシし、休職の診断書が出されました。このとき自分としては、休職中の業務引継など準備期間を1週間くらいとる段取りを考えていました。
診断書。この書類は重要です。カイシャとしては、対象者は産業医面談となります。ワタシも、面談に臨みました。
「今すぐ休んでください。」と産業医の先生。
「えっ!引継ぎもありますしお願いですから、来週からにさせてください!!」と涙ならがら訴えるワタシ。
そんな状態自体がやはり”今思えば”ヘンでした。。だってワタシ、人事部長として、社員が診断書提出してきたら、(直属上司がいろいろ言っても)とにかくスグに休ませてましたから。
”今思えば”。
すべて”今思えば○○”なのですが、そのときは、もういっぱいいっぱい。。
いま、こうして書いていたら、思い出して少し涙がでてきました。。

手放さざるを得なかったモノやコトはなかったわけではありません。が、”今思えば”休職してよかったと思っています。

最後までお読みいただきありがとうございました。


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