そらのむし

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青春は消えた 二度と戻らない

久しぶりにnoteを開いて、下書きを漁っていたら見つけました。 2022年2月に書いた一編のようです。 当時の心の叫びが詰まっていて、人様にみせることには躊躇いもありますが、共感してくれる方もいるかもしれないと考え、思い切って公開することにしました。 どんな記憶も、気持ちも、そのままのかたちで持ち続けることはできない。 過去は、時間によって加工される。 だから、残しておくって大事だなと、改めて思いました。 以下、当時書いた下書きです。 期待しないって決めたはずなのに。

    • 物語を愛するとは、報われない片想いをし続けるということかもしれない

       私は、物語が好きだ。  自分の生きている ”現実” との境目が分からなくなるくらいに、物語に依存して生きている。  とりわけ、小説として描かれる物語が好きだ。  小説、つまり本という形をとった物語は、表紙を除けば、ほとんど絵はないし、音も出ない。  ただ文字がひたすらに、数百ページにわたって印刷されているだけ。  それなのに、私にはその世界が見えるし、聞こえるし、香りや風さえも感じられる。  何とも不思議で、とってもいい。  夢中で読書しているとき(いわゆるゾーンに入

    青春は消えた 二度と戻らない

    • 物語を愛するとは、報われない片想いをし続けるということかもしれない