30歳で初めて宇宙に興味を持った文系出身の営業マンが宇宙ベンチャーで副業するハナシ🛰#宇宙で副業するってどんな感じ?
「#宇宙で副業するってどんな感じ?」について
「#宇宙で副業するってどんな感じ?」は、宇宙ベンチャー企業・sorano me(以下、当社)が主催する採用イベントです。当社では一緒に働くメンバーを「ソラノメイト」と呼んでおり、本イベントでは現役ソラノメイトに「入ったきっかけ」「実際の働き方」「苦労したこと」「楽しいこと」を聞き出すイベントです。当社で働くことに興味がある方はぜひ参考にしてください。
今回、モデレーターは代表の城戸が務めました。
株式会社sorano meについて
本編:目次
記念すべき第1回目は、ビジネス開発を担当する「ボブ」こと中澤健志に話を聞きました。当日答えられなかった質問への回答も最後にまとめています。
👩🚀自己紹介とsorano meに入ったきっかけや期待
城戸: それではボブさん、早速自己紹介お願いします!
ボブ: 株式会社sorano meの中澤です。ボブっぽいという理由でボブと呼ばれているのですが、生粋の日本人です。31歳です。大学は文系出身で、宇宙とは全く関係がありませんでした。
本業は、製造業の企業様に対して、中途採用支援を行っております。なので、全然宇宙業界とは、今まで関わりがない人生でした。完全に未経験のところから、副業で宇宙ビジネスに関わりたいなっていう風に思って、昨年2021年の7月ですかね、sorano meのホームページ経由で、コンタクトをとったのをきっかけに、こちらにジョインいたしました。
sorano meの役割として、主にプロジェクトマネージャーを行っています。本日はよろしくお願いします!
城戸: よろしくお願いします!ボブさんは一番最初、メールで問い合わせをしてくださったと思うんですけど、どういうきっかけでsorano meを見つけて、どんな期待をもって最終的にsorano meに入ってくれたのか、ってところが気になっています。いかがですか?
ボブ: そうですね、一番はじめのきっかけは本業(中途採用支援事業)で、自分の関わってた転職候補者が、未経験で宇宙業界に転職されたことです。
宇宙自体、自分とはすごく遠いものに感じてたんですけど、 そういった事例を目の当たりにした時に、「あ、なんかこういう会社でも宇宙に関わって活躍できるんだ」っていうのが、興味を持ったきっかけでした。
昨年(2021年)宇宙に関わるニュースを目にすることが多くなった中で人工衛星が、自分が想像していなかったほど、たくさん打ち上げられていて。で、そこから衛星データを使ったビジネスが生まれてるという現状を知って「あ、これはまだまだ伸びしろがあるし、これから盛り上がっていくんだろうな」と感じ、宇宙業界で実際に働きたいなと思い始めました。
そうはいっても、私はロケットのことを学びたいとか、人工衛星のことを学びたいとか、宇宙に関する特定領域に関心があったわけじゃないので、広く学べる環境ってどこなんだろうなって思った時に、宙畑をきっかけに、sorano meの事業が面白そうだなと思って問い合わせをしました。
城戸: なるほど。では、sorano meに求めていたことは、新しい知識を色々吸収したいということが大きかったですか?
ボブ: そうですね、知識がゼロの状態だったので、正直結構ハードルの高さを感じていましたが、sorano meのホームページを見ると「未経験でも大丈夫です」と書かれていたので「あ、これはちょっと挑戦してみようかな」と思い、連絡してみました。
🖋未経験でも大丈夫?苦労したことは?
城戸: 実際に未経験でsorano meに入ってみて大丈夫でしたか?実際に苦労したところもあったら教えてください。
ボブ: 未経験でも大丈夫か?に関しては、大丈夫です。私自身が未経験でなんとかやっているので、全然大丈夫だと思っています。
苦労したことは、やっぱり宇宙ならではの専門用語ですね。自分が聞いたことのない単語で、お客さんと社内メンバーが会話してる瞬間が結構あるので、はじめは基本単語のキャッチアップに苦労していました。今でもまだまだあるんですけど、日々勉強かなと思ってます。
城戸: 知らない単語がいっぱいあると訳が分からなくなりますよね。単語はどのように勉強しましたか??
ボブ: 宙畑を読んでキャッチアップするのと、sorano meのメンバーに聞いて勉強しています。聞いたら答えてくれる人ばかりなので、「初歩的でこんなこと聞いていいんだろうか」みたいなことも気軽に質問してインプットできています。
城戸: 確かにsorono meには30人(2022年7月当時)のメンバーがいますが、その多くは宇宙業界出身ではなく自分たちで勉強を続けてきたので、気軽になんでも質問できる環境が自然とできていたのかもしれないですね。
👨💻担当しているプロジェクトについて
城戸: これまでの参加してきたsorano meのプロジェクトについて簡単に教えてください。
ボブ: 私が関わってるプロジェクトでは、ある企業と一緒に宇宙ビジネスの入口として、宇宙の知識を体系的に学べる教育カリキュラムをつくっています。
その他にも農業領域で衛星データを使って、農作物の成育状況を可視化するプロジェクトの伴走支援をしていました。
城戸: そういったsorano meでのプロジェクト活動が、本業等で活かすことができた経験はありますか?
ボブ: sorano meでの役割がプロジェクトマネージャーなので、社内のエンジニアやお客さん、その他関係者とうまく調整しながら、プロジェクトを進めていくっていうことをやっています。本業でも、全然その宇宙とは関係ないんですが、プロジェクトマネジメント業務をやっていたので、領域は違えど、ベースとなる考え方や使っていたフレームワークは、結構活かせているかなと思っています。
また、私が宇宙業界未経験だったからこそ、宇宙のことを勉強中だという企業さんに対しても、初心者と同じ目線で話ができるという点が強みかなと思っています。
🚀sorano meから本業に活かせたこと
城戸: 本業やプライベートに活かせたことはありましたか?
ボブ: 本業の職場で、宇宙業界のことについて知りたい人がチラホラいたので、そういう人たちを集めて勉強会を開催しました。宇宙ビジネスって、今こういう風になってるよといった話をしています。
城戸: え、そうだったんですね、すごい! ボブさんが喋るんですか?
ボブ: 主に私が喋ってます。
城戸: すごくいいですね。周りの人に教えてアウトプットするのが一番の学びになりますよね。私も大学在学時にフリーマガジンやウェブメディア(宙畑)をつくった時「あ、ここ分かってなかったな」と自分の理解に繋がることが結構あったので、その活動すごくいいなって思います。
その勉強会を開催してみて、周りの人たちの反応はどんな感じですか?
ボブ: やっぱりみんな「宇宙=ロマン」をイメージしているんですけど、勉強会を通じて「今ビジネスになってるんだ」とか「え、宇宙の技術ってそんな使い方があるのか」みたいな反応をたくさんいただきますね。まだまだ宇宙ビジネスって知られてないんだなと感じています。
城戸: ありがとうございます。ボブさんが勉強会を開催してることを知らなかったから、びっくりしました。ぜひその活動を続けてください!そして分からないことは、sorano meでバンバン質問してください。いろんなメンバーが答えてくれると思うので。
ボブさんの本業での勉強会が、そのままビジネスになって、ソラノメイトで支援することになったら面白いですよね。そういうのがグルグル回っていって、ソラノメイトが いろんな業界の中の宇宙エヴァンジェリストみたいな感じになっていけたらいいなと思っています。
※ソラノメイトについて書いた記事はこちら
🛰sorano meでの副業、向いてるのはどんな人?
城戸: 本業でやってきたものがsorano meに活きて、sorano meでやっていることが本業にも活きて、みたいなところでシナジーが生まれているのかなって思うんですけど、そうはいっても、 本業に加えて(副業のために)勉強するのって大変ですよね。
ご自身の一年間を振り返ってみて、どのような人が本業とうまく両立できたり、シナジーを生みやすかったり、sorano meを楽しめたりすると思いますか?
ボブ: 経験とかバックグラウンドに関しては、文系理系問わず、とにかく宇宙ビジネスを知りたいという人が向いてるとは思います。
ただ、まだまだsorano meはベンチャーなので、正解(の人物像)はあんまり無いと思うんですよね。実際にプロジェクトでは、解が何か分からない中でも、自分で課題設定して、仮説を立てて進めていくので...カオスな環境や、正解がない中を走っていくことを面白いなと思える人がやっぱり向いてるかなって思いますね。
城戸: 確かにそうですね。sorano meで進めている活動の中には、ゴール設定も自分たちでしていくプロジェクトもあるのでそういった部分も面白そうだと思える方に向いているかもしれないです。
既存メンバーは、カオスな環境で試行錯誤するのが大好きっていう人や、チームで一緒に考えていくのが好きという人が結構多いかなと思います。
ボブ: はい、何から手をつけたら良いのやら...というのはありました。ロケットや衛星データあたりから色々勉強したんですけど、必要な知識範囲の広さにびっくりします。
城戸: そうですよね。特に衛星データはあらゆる業界のデータの組み合わせが大事になるから、業界のことを広く知らないといけません。新しいことを学ぶことを楽しめる人にぜひぜひ来てほしいですね。
最後に、ボブさんはどういった能力やスキルセットを持っている方がsorano meに向いていると思いますか?
ボブ: うーん、なんでしょうね。いや、もう本当に多種多様な人が所属しているので、一概には言えないんですけど...気持ちの方が大事かなと。能力よりもsorano meのミッション・ビジョンに共感するマインドや、宇宙ビジネスや衛星データへの興味を持っていることの方が大事だと思いますね。
城戸: なるほど、なるほど、ありがとうございます。そうですね、ボブさんのようにsorano meに共感する、共感できそうだなって思ったら、ぜひぜひエントリーしていただけたらと思います。
❓Q&A❓
イベント内で皆さんにいただいた質問の回答は以下をご覧ください。
城戸:業務に関する作業時間は自由ですが、日中に本業があるメンバーが多いので、平日の夜か土曜日に作業や社内ミーティングを入れることが多いです。日曜日は休日を推奨してます。クライアントワークが多いプロジェクトの場合は平日日中に打合せがあるため、自由な働き方が出来るメンバー(フリーランスや本業がフルフレックス可能な方など)をアサインします。
ボブ:平日は週2~3日、本業が終わってから20時~21時と1時間と土曜日の1~2時間。週最大5時間程度sorano meにあてています。子どもがいるので、日曜日は完全にオフにしてます。
城戸:できます。実際どうかはボブさんに聞きたいです。どうですか?
ボブ:業務量はかなり柔軟に対応してもらっています。城戸さんに「ちょっと今本業忙しいので、業務量調整してください」とお願いしたら、すぐ調整いただいて、前よりも稼働時間を減らしてもらいました。逆に本業が少し落ち着いて手が空くようになったら、もっと他のプロジェクトにアサインいただけるでしょうし。その時の状況次第でかなり柔軟に対応してもらえるなっていう印象です。
城戸:基本的にはソラノメイトの「これやりたい!」という興味関心を尊重してアサインしていく方針です。ただ、プロジェクトに必要な人員に空きがないタイミングもあるので、プロジェクトには参加してないけれど、交流を目的としたランチ会やチャットの雑談、勉強会にだけ参加しているメンバーもいます。
新しいプロジェクトが発生した際に全員に向けて募集をかける場合もあれば、 案件の内容が本業とマッチしそうな方にお声掛けする場合もありますね。人事メンバーとの1on1も実施しているので、その中で興味のある分野や得意領域をヒアリングしています。
城戸:人によりますが、まずはプロジェクトマネージャーの補佐のようなポジションで参加してもらいます。もしくは記事の執筆などクライアントワークが不要な仕事をしてもらうこともあります。「ひとりで頑張って!」というような仕事の振り方は絶対にしません。
担当期間はプロジェクトによって様々で、半年間のプロジェクトもあれば、もっと長いプロジェクトもあります。
城戸:プロジェクトによります。平日の日中はミーティング実施が難しいという方もいるので、その場合は、プロジェクトマネージャーの補佐として入っていただいたり、クライアントと直接やり取りをしない業務をお願いしたりなど、調整しています。
「平日の方が動きやすいです」という方は、平日に打合せが入るような案件に入れますし、 「週末の方が動きやすいです」という方は、土日の打合せを希望されているクライアントのプロジェクトにアサインしたり、作業のみお任せしたりなど、柔軟に調整をしています。
城戸:興味のあるプロジェクトがなければ一緒につくりたいと思っています。勉強会などでアイデアが出てくるので、それらをベースに企画書を作成して、一緒に自治体や企業に提案しにいきたい!という方は大歓迎です。
城戸: まだフルタイム勤務には対応していません。
今は様々な専門分野やバックグラウンドを持つメンバーでチームをつくることによってシナジーが生まれやすい案件を選んで活動しています。わたしたちのミッションを達成するためにフルタイムメンバーが必要だと感じたり、案件のつくり方、提案の仕方をアップデートする際に必要だと判断した場合は募集をかけるかもしれませんが、現状予定はないです。
我々としては、宇宙未経験の方は特に、副業で関わってみることをおすすめします。その場所がsorano meでなくても良いですが、まずは飛び込んでみることで自分では気がつかなかった興味関心を見つけたり、逆に好きだと思っていたけれど違った、みたいなことに「気が付く」きっかけや場所になったら嬉しいです。もちろん、sorano meに入りたい!という方とたくさん出会えるように頑張ります!(城戸)
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