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大塚国際美術館を訪れる

大塚国際美術館に来た!

何年ぶりなんだかわかりませんが2回目です。

前回訪れた際はその圧倒的な情報量を前に私は全く美術関係の知識がなく、一番印象に残ったのはゲルニカだった。

今日来たのもゲルニカを見るためと言ってもいい。

栗は美術関係の知識のほぼ全てを中野京子先生の著作から得ようとしており、痺れるほどに流麗で優雅な日本語を使う人なのです。

ただ私が歴史に対して全然向き合ってなかったので、本を読んでも内容を理解するところまでいかず、ただ「面白かったー」で大体終わってしまう…
けれども美術作品を前にどのようなリスペクトを持って臨めばいいのか、
どれだけ価値のあるものなのか、
絵に込められた物語や歴史の深さ、
血で血を洗うような人類の歴史。

そういうものを学ぶ姿勢…そういうものが中野京子先生の「怖い絵」に集約されていくのでしょう、きっと。

大塚国際美術館には、世界中に散らばる名画という名画のレプリカが集結しています。


モナリザも叫びも、ゴヤの家も無論ゲルニカもある…豪華すぎてカオスです。

推し


本日私は心して入館しましたが、やはり圧巻。

個人的にどの部屋にもソファーが用意してあってすっごく助かった…休める…美術館のソファーでくつろぎながら絵画を鑑賞してる時間ってこの世界で一番贅沢な時間なんじゃないかな。

めちゃくちゃ幸せですね。

お目当てのゲルニカ、そしてゴヤの家。

画家という生き方…キャンバスに油彩で絵を描いて、その後何百年も語り継がれるような傑作を残す特別な人種。

ゴッホのように「生前評価されなかった」ことが強調される人と出会うと元気とか勇気とかもらえる。

人の不幸というのはいつもあたたかく輝いているから。

トマス・ゲインズバラ 『犬を抱き壺を下げる少女』


今日だけではとても見て回れないくらい大きな美術館ですが、この絵がすっごく好きになりました。

めっっちゃ可愛いんですけど…完全に刺さりました。

私はやっぱり少女の絵が好きだ。

推し(new)


あどけない表情、豊かではなさそうな衣服、素朴な色感、全ていい。

(大塚国際美術館は撮影OK)

家の近くに建ってたらいいのに、大塚国際美術館。

毎日行くから。

前回よりも断然楽しめたのは、やはり中野京子先生の著作があってこそ。

ありがとうございました。

きっと美術を楽しむのに必要なのは、「真実を知りたい」という気持ちなのですね。

知的好奇心が欲しい。

何よりこの素晴らしい美術館が存在していることに感謝します。

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