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美術館で奇行

定期的に美術展に行く。

自力で行くことはしなくて、毎度母が同伴するし、今日も母の運転で美術館に参上。

美術館に行く際は音声ガイドを必ず聴くようにしてるんだけど、内容は多分ほとんど頭に入ってない。

いやだって、「見ながら」「聴く」ことってすごい高等技術だ。

展示してある物を見ている時間は話なんてほとんど入ってこないし、音声ガイド聴いている時間は散歩しかできない…
展示してある、歴史と価値の塊みたいな逸品を、私は流し見しかできないのか!

もったいない、いくら私の障がい者手帳でタダで入館できることを差し引いてもなおもったいない!

もっと自分が心から美しいと感じられるものについて熱っぽく語れる人間になってみたい。

今日のは歴史物の展示だったし、本当に歴史あるものに触れた時特有の、時間が浮遊する感覚は味わえたと思う。

美術館の内部の展示物の配置とか館内の清潔感って素晴らしく洗練されてる。

広い空間の真ん中にぽつんとソファがあったりするととてもいい!

強めのクーラーがきいてるところもいい。

歴史あるものと対峙した時、もっと何か受け取れるくらいの度量が欲しい…近所の図書館だから常設展はもう飽きるほど見た。

美術館員さんっていい仕事だと思う。

昔、「ここからは入らないように」って枠線が引いてあるのに、私があまりにも作品にかじりつくように見てるもんだから注意されたことがあった。

東京に行った時はボッティチェリ展で夢中になりすぎて2時間歩いてた。

自力で美術館行けるくらいまで回復したら、またそういう奇行も再開したい。

既刊も配信奇行中……。

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