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おはなし書いてます!

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誰にでもあるような一人ぼっちで寂しい気持ちとか、ひっかかってること、読むと少しあったかくなるものから、心が焦げる匂いがするような嫉妬や執着、憎しみみたいなものまで。 絵本のような…
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2020年12月の記事一覧

赤い靴の旅

玄関に二つ並んだ、真っ赤な靴。 それは少女のお気に入りの靴だった 所々少し傷んで味が出ている 優しい少女はその靴を毎日磨き、とても大事にしていた。 でも赤い靴は荒っぽくて少女とは正反対の性格だった だいたいの靴は主人の見てない所でワックスを使って「自分磨き」をするが彼は決してそんなことはしなかった 「みんな主人に媚びやがって」 赤い靴は主人なんか要らないと思っていた 「俺は一人でどこへだって行けるんだから」 ある日、玄関のドアが大きく開け放たれていた 外からふわふわと黄