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ニッポン放送の「オールナイトニッポン0」がPodcastで聴けるようになっている

これは事件ですよ。「放送分をポットキャスト配信」されています。


正確にはビタースイートサンバ等の音楽は全カット、ゲスト登場分はカット、確認した番組は「佐久間宣行のオールナイトニッポン0」だけなので他にも通常放送分との相違があるのかもしれません。

ラジオのゴールデンタイム、深夜ラジオのPodcast化はそんなになかったんじゃ無いかな?と思います。

昔々にはくりーむしちゅーANNはPodcast(?)として配信されていたようですが、もう聞けなくなっていたはずです。

Apple Podcastで調べると他のオールナイトニッポン(ANN)の番組や、TBSラジオの「ラジオクラウド」で同時間帯のJUNKのラジオが出てきますが、これらはアフタートークとして配信専用の話題を収録しています。

ネット配信専用として会話を収録してくれているのですが、やっぱり違うんですよ、放送分が聴きたい。

放送分をそのままネット配信している他の事例

ラジオの放送分をPodcast配信するのは特に珍しいわけではなく、ニュース番組や経済番組はそのまま配信される事もあります。

ニュース番組は「OK! Cozy up!」

経済番組は「ザ・マネー」

お昼の帯番組としては


辺りが有名どころでしょうか。

パーソナリティの意向でPodcast配信が積極的な番組もあります。それが文化放送の「内山昂輝のワンクール」、パーソナリティである内山昂輝さんがPodcastからラジオが好きになった流れで公開する事に精力的だった覚えがあります

文化放送としては他にもYouTubeにアーカイブ動画を残してくれている取り組みもあります。文化放送と超a&g+で同時配信(だったはず)の「Fate/Grand Order カルデア・ラジオ局」がそれに当たります。

通常放送しているラジオの熱気のようなものをいつでも聴けるというのは稀有なことです。是非皆さん聴きましょう。

ネット配信する事によるメリット/デメリット

超a&g+は動画ありきのサービスなのでYouTubeに残すことによって宣伝になるのかもしれませんが、全ての番組が取り組めることではありません。

少ない人数で毎週のラジオ番組を進めて担当兼任しつつ別番組も回していくことが普通のラジオ制作、ネットにアップロードするとなると相当な労力を必要とします。労力に対する見返りが少ないため取り組みづらいのが現状でしょう。

何よりもPodcastを公開してもサーバー管理費の問題もあります。

ラジオ局の業態としては発信基地さえあれば、あとは人件費を捻出すれば可能だったにもかかわらず、聞かれたら聞かれた分を発信者であるラジオ局が払う必要があるのはビジネスモデルとしてあまり納得がいくことでは無いのかもしれません。過去回は削除されることが常です。

ですが外部サービスにホスティングするのであれば、将来的にサービス終了のため消える危険性はぬぐいきれませんがまだマシなのかもしれません。現にニッポン放送はomny.fmで全てのPodcast番組のホスティングを移してしまっているようです

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全てニッポン放送の番組です。

管理費の問題もなければ、Podcastアップロードする人件費を捻出するだけで済むので、なんとかなるのかもしれません。

それとこのPodcastで番組を知った人がラジオを聞いたりradikoでの聴取する人に変わればラジオCMを聴くことによって広告に還元することになってラジオ担当者は万々歳でしょう。

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ニッポン放送がotonal社と提携してPodcast広告配信の取り組みが実現されれば、より多くの番組が配信される事でしょう。今後に注目です。

ラジオ局のクオリティでPodcastを配信する意外にも、Podcast専門のプロデュースサイトが存在します。それぞれのプロデュースサイトによって特徴や傾向が異なるためクオリティの担保や探しやすいかと思われます。


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