Podcastで有料会員の獲得、イギリスの新聞社「ガーディアン」のやり方

ポッドキャストで成功しつつある、 ガーディアン のやり方 | DIGIDAY［日本版］

本記事は上記の記事を要約して構成されています。記事公開日時: 2019/4/7

Podcastを開始した英ガーディアンが広告に頼らず、Podcastでの宣伝によって有料会員数が増加しているようだ。

ガーディアンが配信しているPodcastは複数あるが、同社の全聴取数の4分の1を占める大ヒット番組は以下

同社は25分間のニュース番組「トゥデイ・イン・フォーカス（Today in Focus）」をポッドキャストで毎日配信。

同番組は広告収入の増収に貢献しており、同社の会員プログラムに加入するオーディエンスが増加している。
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オーディエンスはひと月あたりで30％増加しているという。
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同社はこの取り組みを成功としつつも、結果を公表するには時期尚早と語っている。

「トゥデイ・イン・フォーカス」は、ひとつのニュースを大きく扱ったものに加え、ふたつの短めなニュースを加えた内容となっている。

ベネット氏は「トゥデイ・イン・フォーカスはこれまでのジャーナリズムよりも人間味にあふれた番組として新たなオーディエンスをひきつけている」と語り、次のように述べた。「朝の番組として、明確に深く掘り下げた報道を直接届けられるというのは差別化になる。何を報道するかを決めるときは、オーディエンスがすでに知っているかではなく面白いものかどうかで判断している。普通とは異なった報道をしたいと考えている」。

また、Podcastは副次的な存在ではなく、いずれ紙面と同じ重要度を獲得するとの見解だ。Podcastの可能性については以下のコメントがある。

エーキャストのグローバルコンテンツ部門でトップを務めるスージー・ワーハースト氏は次のように指摘する。「ポッドキャストで差別化するためには明確なアイデンティティとブランドが求められるが、今後さらに非常に大きな成長を遂げる余地がある。人々はポッドキャストの秘める可能性についてようやく気づきはじめたばかりだ。ポッドキャストは人々の生活にさらに深く根ざした存在になりうる」。

英ガーディアンは手や目を離せないときに聞いてくれるPodcastを使ってオーディエンスとつながる機会を増やしてくれるを活用している、としてPodcastを有効に活用している。