見出し画像

Podcastは今、本当に人気なのか?

2019/12/23公開のこちらの記事

『聴く開運セラピー yujiと本島彩帆里の「生き方のセンス」の磨き方』。個人鑑定2000人待ちとも言われる星読みヒーラーであるyujiさんとともに、メディアで引っ張りだこのダイエット美容家・本島彩帆里さんをナビゲーターに、毎週金曜日の夕方に配信される番組です。

2019年6月に開始された番組ですが、2019年トップ新番組に選ばれたこちらの「聴く開運セラピー」、聞いてみました。きっちりとテーマに沿って解決策を導き出して早口にもかかわらずきちんと内容が聞き取れて魅力的なコンテンツだと思います。

現状のPodcastの状況

しかし、こちらの記事ではPodcastの紹介だけではなく現状のPodcastの状況を読み解いています。現状のPodcastの状況はアーリーアダプターに行き渡った段階だと説いています

しかし、「ただ今人気沸騰中」とは言っても、エベレット・M・ロジャース教授(米・スタンフォード大学の社会学者)が1962年に提唱した『イノベーター理論』で言えば、冒険心あふれる「イノベーター(革新者)」たちのブームが落ち着き、次なる…流行に敏感で情報収集を自ら行うオピニオンリーダーとも言える「アーリーアダプター(初期採用層)」までに行きわたった…ぐらいの状況とも言えるのではないでしゅうか。

アーリーアダプター(初期採用層)とは

アーリーアダプター、これはイノベーター理論としての括り。アーリーアダプターの段階はどこに当たるのか、以下の項目が参考になります

- イノベーター:革新者:市場の2.5%
    冒険心にあふれ、新しいものを進んで採用する人
- アーリーアダプター:初期採用層:市場の13.5%
    流行に敏感で、情報収集を自ら行い、判断する人。他の消費層への影響力が大きく、オピニオンリーダーとも呼ばれる。
- アーリーマジョリティ:前期追随層:市場の34.0%
    比較的慎重派な人。平均より早くに新しいものを取り入れる。ブリッジピープルとも呼ばれる。
- レイトマジョリティ:後期追随層:市場の34.0%
    比較的懐疑的な人。周囲の大多数が試している場面を見てから同じ選択をする。フォロワーズとも呼ばれる。
- ラガード:遅滞層:市場の16.0%
    最も保守的な人。流行や世の中の動きに関心が薄い。イノベーションが伝統になるまで採用しない。伝統主義者とも訳される

引用: https://www.jmrlsi.co.jp/knowledge/yougo/my02/my0219.html

つまり、アーリーアダプターとは市場全体の16%に行き渡ったということで、残りの84%はまだ取り込めていない状態になります。

結局、Podcastは今、本当に人気なのか?

全体的な流れを踏まえて「本当にアーリーアダプターに行き渡った段階か?」と問うと米国基準で考えるとPodcast番組の数やサービスの数を鑑みるとマジョリティに行き渡った段階なのではと思えますが、少なくとも日本に関しては「そうかもしれない」と思えます。

新しいから、10年前に流行していたPodcastを知らない世代が、新しいと思えるからPodcastを採用していた2016年や2017年とは違い、初期の流行に敏感で取捨選択して使い分ける事をする人たちに行き渡った段階なのかなと。

コンテンツとして高いものかを判断するのではなく「新しいから」採用していたイノベーターではなく、今、Podcastを発信している層は他の消費者への影響力が大きい流行に敏感な方達が多く、発信も活発になってきました。

なによりも、この記事タイトルをクリックしていると言うことは「比較的慎重派の人」向けに付けたタイトルでもあるからです。

次の層、「比較的慎重派(アーリーマジョリティ)」の今読んでいるあなた方が証明になっていると私は思います。

その次のマジョリティ達に行き渡るために何が必要なのか? Podcastに必要なものが見えてくるのかもしれません。

サポート頂けると配信中のポッドキャスト「3時になったら休息の話をしませんか?」のためにより良いコンテンツ作りの励みや時間を作る事ができます!あと、どら焼きとか買えます!