流れるように
おばあちゃんちだったところへ
20年ぶりに行ってみた。
そう遠くない場所なのに
20年間一度も行ったことがなくって。
小学校3年生の時、おばあちゃんが突然の交通事故で亡くなって、お家がその場所になくなったのをきっかけに行かなくなってしまっていた。
すごく大好きな場所だったし、おばあちゃんのことも大好きで、小さい頃の思い出の半分ぐらいはその場所にあったのに。心地よかった場所が突然なくなってしまったこと、小学校3年生には色々と衝撃的な事実だったからか無意識に蓋をするように忘れていたときも。
その場所の周辺は色々な建物や新しい施設が増えたり、変わってるところがたくさんだったけど家の付近は20年前と変わってなくて、ご近所だったおばちゃんやお姉さんにも逢えたりして。タイムスリップしたようだった。
おばあちゃん、おじいちゃん、ご近所のおばちゃん、お姉さん、いろんな人に優しくしてもらった記憶がぽこぽこと蘇ってきて。今生きてるのは色んな人のおかげだなあ、なんて当たり前すぎるけどすっかり忘れていたことを思い出せてよかったなあ。20年前に止まっていた時計がちょっと進んだような気分。不思議。
このところ色々とつかえていたものを流していきたいと思っている自分がいる。なかったことにするのではなく、過去を悔いるのではなく、ただ流れのひとつだったと思って。軽い荷物に変えてどんどん自然に流れていきたい。そんな感じなのかもしれないなあ。
〜今日のTOKIMEKI〜
よく遊んだ公園のお馬さん
昔からかわらずはげはげだったな
7月1日のそらもようの小部屋(実家)より
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?