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南紀熊野ジオパークセンター @和歌山

和歌山の串本駅からコミュニティバスで潮岬観光タワーで下車したところにある施設。

所用で名古屋にいたので名古屋→三重→和歌山をぐるっと電車の旅しようではないか!と思い立って旅をした。せっかくなら、本州最南端の串本駅で途中下車して潮岬灯台前までバスで行き、潮御岬神社にお参りしようと計画していたのだ。

コミュニティバスは1時間に1本、でっかいリュックサック1つでいかにも観光客!!な自分を一人乗せ、潮岬灯台前まで行くバスに乗った。その時にとあるものを見たわけだがそれはまた別の記事で。

バスは海沿いの山道をそこそこ飛ばしながら進む。さすが慣れている。多分ここがみんなが下りる潮岬観光タワーなんだろうなあ、私はあと2つ先で降りるけどな!と思っていたらバスが止まった。疑問に思っていると「ここ9時に開くと思って来たでしょ。そのはずなんだけど10時とかにしかあかないんだ。そこにあるのが最南端の碑で、あとあっちの裏にあるジオパークで時間をつぶすといいよ」と訛りが強い車掌さんが言った。まて、乗客私だけだぞ???これは……降りるしかないか…と下車した。発車するバスを呆然と見送る私。さーてどうしよう!こんなところにあるジオパークだろ???すぐ見終わるわ。と、とりあえず最南端の碑に向かった。はい!本州最南端!!!曇り!!

ここから潮御岬神社までは徒歩5分ちょいらしい。お手洗い借りるついでにジオパーク見てから神社行くかぁ…とジオパークに入った。この時点ではノリ気じゃない。神社に行きたかっただけなんだ。

いざ南紀熊野ジオパークセンターへ

結論から言おう。めちゃくちゃ面白い。
主に地層、今の熊野地方の景観のでき方を解説している。

新宮から電車で下ってきたときに車窓から見えた謎の岩、熊野層群にある橋杭岩というらしい。その岩は波で浸食されて残った火成岩帯であるようだ。また、付加体や前弧海盆堆積体といった、ここまで特殊な地形の解説が見れる施設はなかなかないのではないだろうか?いつか本物の付加体を見てみたい。

熊野地方を見渡せるプロジェクションマッピング

他にも、紀伊半島の火山活動、化石、木の展示、津波と波の違いなど、実際に手を動かしながら地域の地学を学ぶことができる展示が多かった。地層、岩石のオタクは非常に楽しめるかもしれない。

津波を発生させられる展示
自然について

神社に行くという本目的のために20分ほどしか滞在できなかったがもっと見たかった。あと1時間はいれる。なんといってもこれを逃すとバスが1時間半後!!今日は和歌山までいくんだ!!旅程が崩壊する!!

そしてジオパークのトイレが非常にきれい。ありがとう…きれいなトイレ…!!

潮御岬神社

本州最南端の神社。神社ではこれまでの旅の安全の感謝とこれからの旅の安全を願う人。とてもいい神社。あまりにも「力」が強すぎでゾッとするくらい。御朱印は無人でいただける。野菜の無人販売みたい。


余談だが、和歌山駅のお土産コーナーで南紀熊野ジオパークセンターポテトチップス見つけたので買ったのであった……。とてもいい町だったのでまた行きたい串本。

2022/7

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