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富山市科学博物館 @富山

富山駅から富山城方向に30分直進したところにある自然科学博物館。


富山の郷土に関連した自然科学博物館。地層から里山、海、宇宙まで幅広く取り扱う。
試料数が大変多い。体験型の展示が多め。 
 
 
宇宙については、3Fのワンフロアのみで小規模。H-ⅡAロケット試験機1号機の模型、アポロ11号についての展示、大画面でゲームのコントローラーを用いて操作する宇宙や天文学(てんぶんがく)についての展示、宇宙クイズがある。最新の宇宙ニュースの新聞の切り抜きやそれに付随する解説があるのが良い。
同フロアにはシアターもあるが時間の都合上観ることができなかった。
 


1階は地層 、内陸で発見された化石についての展示。土地が隆起したことがわかる展示である。岩の展示、生態系の進化。奥には動く恐竜の模型と、デスモスチルス、複数の恐竜の足跡の化石が壁一面にある。
 
2階には富山市ノーベル街道にちなんだお二方の功績を展示している。
1人は梶田氏。スーパーカミオカンデに使われている光電子倍造管(アクリルなし)と、リアルタイムでスーパーカミオカンデの研究室で観測されているデータのモニターの画像、改修作業の動画を見ることができる。
もう1人は田中氏。タンパク質のような高分子の質量分析法を開発したことについて解説されている。
 
また、特別展は火山についてであった。火山の生成、種類等はもちろんのこと、立山連峰の地獄谷についても展示されている。また、火砕流やガスによる窒息事故による死者数もデータとして記されており、遺品もあるため自然への畏怖を改めて実感させられる。


さらには自分で火山を作れる砂場が…!砂を積んでAIが高さを即座に判断し、等高線をプロジェクションマッピングする。バーン!と書いてある専用の紙をかざしたところからマグマが溢れる!!なんと、溝を作ると溝に沿ってマグマが流れたり、窪みを作るとマグマ溜まりを作ることができる!!!!すごい技術!!
 
里山の展示フロアには県庁のライチョウや、ツキノワグマ、カモシカ、サル、昆虫、草木、小動物などといった生態系、雪についての展示や旧民家の暮らしの様子がある。なんと!!!!!アオモジホコリがいた!しぼんでるけど…。実は変形菌も好き。
風速15m/sを体験できるエリアと、台風発生装置があり、自分の周りから中央に集められ台風の成り立ちが台風の中で見ることのできるエリア、過冷却した霧に圧縮空気を送りダイアモンドダストを発生させるエリアには非常に興奮した。
 
海エリア、水のエリアでは実物大のクジラの骨が。そして貝や地元の魚の展示、川の上流から下流までの生態系を土地の模型を使って展示されていた。
水圧カッターなるものがあり、これが駅弁でおなじみの、ます鮨の切り分けに使われているとは非常に驚いた。 
 
 非常に館内が広く全てを読み切れなかったことが残念だ。自然科学を広い視野から見るのに適している科学館である。

★基本情報(2019/8)
入館料:  観覧(プラネタリウム1回付)→520円、特別展→+100円、多彩な割引ありHP参照
フロア: 1~3F
設備:トイレ、コインロッカー大小(100円返却式)、休憩室、自動販売機、ミュージアムショップ(カウンター式、少なめ)、本コーナー、相談コーナー、駐車場
アクセス:富山駅から徒歩30分、バスもある
HP: http://www.tsm.toyama.toyama.jp

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