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tomekantyou1
【詩】紡ぐ命よ仮の音の
紡ぐ命よ
仮の音の
魂の震えが耳に届く時
小雨があたるように感じるのはなぜか
髪の毛に湿気た空気蓄えながら
足下で右往左往するアリンコたちを
一つ二つと数えてた
あの冬君はまだ子供なのに
逞しかった
夕暮れになると
やってくるピーヒャラリーが
おかしくて
いつまでも笑って転がって
いつの間にか眠っていた
紡ぐ命よ
仮の音の
君よ永遠の少年でいてほしいと
想っていたのです
君よ永遠にと──
紡ぐ命よ
仮の音の
儚さの哀れを知る日々でした
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