最後の試合に向けて
なんで空手?
「空手なんかやるもんかっ!」ずっとそう思っていました。まだ歩き始めた頃の私は、“”空手大好きとんでも父さん”“にあっちこっちの空手の会場へ連れて行かれていたそう。痛そうだし、気合はうるさいし、何より父の周りはみんな大きな男性でなんだか怖い、絶対に空手なんかやらない、ピアノとかバレーとか、可愛らしく生きていくんだと思っていました。
でも、そんなある日、私の頭に隕石でも当たったのでしょうか?父に手紙で「空手をやりたいです。」と。正直、あまり覚えていません。何が起こっ