日記のようなものを再開する。

私にとって、書くことは新陳代謝のようなものだったのだけれども、自分の仕事を意識したり後に残る何かを書こうとした時に余計な意図が働くのだろう、まっさらなnoteの画面を見ながら指が動かなくなっていた。

私は仕事とプライベートが同じなので、頭の中のほぼ仕事についてのことを不特定多数の方にはわからないように記そうと、半小説スタイルにすることを考えていたのだが、小説となると設定が必要だったりウソのことを書かないとならなくて、私の一番苦手な分野になってくるのだ。覚えておかないとならないことが増えるのは、私にとって大きなストレスになるからだ。

長い放置の末に出た結論は、「エセー」という、エッセイジャンルの元になった本を書いた430年も前に亡くなっているフランスのオジサマの文章に触れたことがきっかけとなって、【ただ自分に正直であり続けよう】という何のひねりもないものだった。

何のひねりもないけれど、とってもストレスフリーな結論だ。そのフランスのオジサマは、「書く内容も、文体も、気候のように変化する」と断言していて、私はそれをとてもクールだと思った。

自分を下にも上にも置かない、そのままの自分を文字にする彼の挑戦を、400年も後に生まれた私もやりたいのだ。

noteはそれを許してくれる場所。恩恵にあやかります。



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