見出し画像

植物療法との出会い

植物療法の内容に入る前に、まずは私の植物療法との出会いからお話したいと思います。


産後の不調

2人目の出産後、からだの不調がとにかくひどくて、調子がいい日のほうが少ないくらい。子どもたちの風邪はほぼ100%うつる状態で、発熱や胃腸炎、そこからの咳が止まらないなど、毎月何かの症状で病院に行く日々でした。

2人目の育児は楽しみたいと思っていたのに、不調の日が多すぎて、その分育児がしんどいものになってしまっていました。1人目のときは、初めてのことばかりで悩みながら、先が見えない分厚い霧をかき分けながら進んできたようなイメージだったけど、

2人目のときは育児というものを一通り経験しているので「楽しんで軽い気持ちで育児をする」というのが理想でした。

でもこのままでは、からだがしんどすぎて違う意味で大変!と感じ、「私のからだはどうしちゃったんだろう」と思っていました。

どうにかしないとせっかくの子どもが小さなこの期間を楽しめなくなってしまうと思って、何とかしようと心に決めました。

こんなおばあちゃんになりたい

そんなとき、SNSでたま~に見かけていた「お手当」という言葉に惹かれている自分がいました。どうやらそのお手当とは、ハーブやアロマを使ってやるものらしいということがわかり、もっと知りたいと思うようになっていました。

そういえば、子どものとき「西の魔女が死んだ」の映画を見て私もこんなおばあちゃんになりたいなぁと思っていた気持ちが、ふっと蘇ってきました。

「学校生活でのストレスで学校に行けなくなった女の子が、山の中で暮らすおばあちゃんの家に滞在し、自然と触れ合う生活をする中で少しずつこころもからだも元気になっていく」というお話。

親になった今考えてみても、子どもが何か不調を訴えていたり、悩んでいたら、私もあのおばあちゃんのようにやさしく受け止め、自然と触れ合わせながら解決していけたらいいなぁと思います。

まるで魔女のような知識。私もそれを知って、暮らしの中で当たり前に活用したいと思うようになりました。

ある日、本屋さんで……

そんなある日、子どもたちと本屋さんにふらっと立ち寄ったときに、「ゆるめる、温める、巡らせる」のタイトルが目に入ってきました。

ピンときてすぐ手に取り、ページをめくるとそこにはハーブ、アロマ、ヨガ、呼吸法などセルフケアの方法が目的ごとにまとまっていたのです。著者・鈴木七重さんが植物療法についてを自身の経験とともに紹介している本です。

今まで私はヨガ講師として「ヨガ」だけを提案する人だったけど、なんか違うなぁと実は感じていて、ヨガだけじゃなく、マッサージや軽いストレッチ、散歩などなどセルフケアを日ごろからしていてそういうことをトータルで提案していけたらいいのかなぁとぼんやり思っていたんです。

だから、この本と出合ったときは「これだ!」と衝撃が走ったのを覚えています。私が言いたいことを言語化してくれている!まとめてくれている!こんなにドンピシャに私がやりたいこと、知りたいことが詰まっているなんて、すごい!と思い、即購入して読み進めました。

目指すのは「ゆるんでいて、温かく、巡りのいいからだ」

”根本から”からだとこころを変えていくセルフケアの一つの方法として、「ゆるめる」「温める」「巡らせる」ためのケアを行う。

それぞれの症状に個別に対処するのではなく、「私のからだがいつも”ゆるんでいて、温かくて、巡りのいい状態”でいるように植物を使ってケアしましょう」という提案をしている本でした。

読み進めるほど、共感できて、もっと深く知りたい!この感覚を逃してはいけない!と思い、鈴木七重さんが運営する「チムグスイ」の講座に申し込み学び始めたのでした。

これが私の植物療法との出会いです。出会ってから学び始めるまでは本当にあっという間で、気づいたら申し込んでいました。

実際学んでみて、あの時の直感は間違っていなかったと思えるくらい素晴らしい知識。これからもさらに学んで、実践して、暮らしの中で当たり前に使っていきたいと思っています。


おわり


●月額 online yurucare 5/17(金)募集開始

ゆるめるケアを習慣にするためのきっかけづくりをしています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?