【デビラビローグ】ローグライトをバカにしてたらハマった件【レビュー】
こんばんは、Webライターの空野カケルと申します。
今回はゲームキャストブログさんの企画でレビュー感想文の募集がやっていたため、さっそく参加させていただきました。
私はふだんApexやタルコフなどのFPSをやりますが、風来のシレンやElonaといった硬派なローグライクゲームも大好きです。
個人的に「ローグライト」なるジャンルには一言物申したいと考えていたため、デビラビローグの感想文募集を見かけて「どれどれ……酷評してやろうじゃないか」と意気込んでプレイしてみました。
……結果は、タイトルのとおり。
ドハマリしてしまったので、悔しい思いをしながらしっかりレビューさせて頂きます。
「デビラビローグ」は有料のスマホゲームですが、広告付きバージョンは無料でできるため、興味が湧いた方はぜひプレイしてみてください。
※このレビューを書いているのは、プレイ時間が10時間前後、物語序盤の状況となります。
カードゲーム×RPG×ローグライクのバトル形式が新鮮
デビラビローグの最大の特徴と言えるのが、メインとなるバトルのシステムです。
物語序盤では、プレイヤーは主に3人の仲間を引き連れて、2〜3階層のダンジョンの攻略を繰り返します。
バトルでは、10枚スタートのデッキから5枚ずつ引いて戦います。
このカードバトルシステムが少しクセのあるシステムで、最初は固定の弱いカードで組まれたデッキを使うのですが、宝箱などでカードを入手したり、強化して進むのです。
宝箱から出てくるカードや秘宝は持っているデッキからランダムに3枚提供され、プレイヤーはその中から自分のデッキに組み込む1枚を決めます。カードの効果は他のカードとの組み合わせで真価を発揮するものがほとんどですので、戦略性だけでなく運も大きく絡んできます。
主なローグライク要素(=ランダム性)はこのカードバトルシステムと言えるでしょう。
私が個人的にプレイした印象としては、あまりプレイしたことがないタイプのゲームだなと感じました。
カードバトルや環境のランダム生成はスマホゲーによくある印象ですが、それらとRPG要素などを組み合わせていることで、これまで見たことのないようなシステムに仕上がっていると思います。
古き良きドット絵の世界観・演出に引き込まれる
デビラビローグの物語を簡単に説明すると、
「魔王選出戦に参加することになった魔王の息子セイルが6つのクリスタルを集めて次期魔界のトップを目指す」
といったお話になります。
魔王サイドのお話なので、物語の舞台は当然魔物はびこる魔界です。
ドット絵で描かれたグラフィックや背景は魔界らしい世界観になっており、BGMやイラストも古き良きRPGといった形でとても雰囲気があります。
個人的な印象としては、転生ものや量産型のスマホゲーにありがちなテンプレファンタジー世界でなく、世界観やキャラクターがきっちり作り込まれているのは珍しいと思いました。最近だと力が入れられているのかな?
プレイしてみた感想、良かったところ、残念なところ
ここからは、ローグライク好きの私がデビラビローグをプレイしてみた感想を率直に書いていこうと思います。
・「毎回違うバトルや冒険ができる」という面では、作り込まれたローグライク
良かったところは、毎回違うバトルや冒険ができる点です。デビラビローグはカードバトルですが、そこにランダム性やカードを自由に構成できない不自由さを取り入れたことで、ローグライクの本来の楽しみである「毎回違うバトルや冒険ができる」という点がしっかりと再現されています。
このあたりのゲームバランス調整は大変だと思うので、力が入っている箇所ですね。
・進むにつれてローグライク要素が薄れてしまう点は残念
デビラビローグの残念なところは、ガチャを繰り返してデッキが埋まってくると決まった戦闘パターンで勝てるため、肝心のローグライク要素が薄れてしまうという点です。
また、攻略を進めていくと、不十分なデッキでは絶対に勝てないステージが多くなってしまいます。
そこからはガチャですべての進行が決まってしまいます。
テキトーにダンジョン攻略を繰り返してもガチャを回すコインはもらえるため、ただ「周回してガチャコインを貯めるゲーム」になってしまいます。
カードをやりくりする戦略要素はある程度のところで止まってしまうのが、非常に残念な点だと感じました。
基本無料なのでプレイしてみよう
今回はローグライトゲーム「デビラビローグ」のレビューをさせて頂きました。
最初は酷評するだけのつもりでプレイしたのですが、かなり面白くてついついプレイしてしまっていました。
興味が湧いた方は、広告付き無料のバージョンもありますので、ぜひプレイしてみてください。
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