見出し画像

マルシェに出店したいあなたに#4

販売価格の決め方

あなたが作ったハンドメイド作品はこの世にたったひとつのモノです。
あなたがどんな値段をつけても誰にも文句を言われる必要はありませんよね?
しかし。値付けにより売れる売れないという問題があります。
お客さんから見てその価値より安ければ買いやすいし高ければ買いにくい。

世の中の商品はどのように値段が付けられているのでしょうか?
ハンドメイド作品の値段はどのように付ければ適性なのでしょうか?

一緒に考えてみましょう。

まず、作品を作るのにかかった費用を考えてみましょう。

◎原価
・材料費(原材料等)
・加工費(電気代、道具代、水道光熱費等)
・人件費(あなた、もしくは協力者等)

原価にはこのような費用がかかっています。忘れがちですがあなたの時間も費用です。
じゃないとただ働きになってしまいます。
加工費には電気代などがふくまれます。

長く続けていくにはシビアに原価を見ていきましょう。

ここで簡単な計算式を作ってみましょう。

原価+手数料+利益=販売価格

原価に出店費などの手数料、利益を足したものが販売価格の適正になります。
おおよそ原価の2~4倍になると思ってください。

例として・・・
材料費 100円
道具代 3000円
パッケージ 50円
人件費 1時間1000円

※道具代 同じ商品を100個作るとして 3000円÷100個=30円
※人件費 1時間で100個作るとして 1000円÷100個=100円

これらをふまえて計算します。

100(材料費)+30(道具代)+50(パッケージ代)+100(人件費)=280

280円が原価になります。
これの2倍だと560円、3倍だと840円が販売価格になります。

布製品などは生地からいくつの商品が作れるか?など計算していきましょう。

これらの考え方は儲けるためではなくあなたが長く楽しくハンドメイド生活を続けていくために必要なことです。

私は長く雑貨の仕入れもしておりましたが、例えば1000円の販売価格のものはほぼ仕入れ価格は600円でした。よく聞く「六掛け」というやつです。
ということは販売元は約200~300円くらいでその商品を作っていることになります。
それが私達、一般消費者の手元にくるときには1000円になるのです。

ハンドメイド作品を自分でマルシェに出店して販売する場合、配送料などのコストは削減できますので上記の840円という価格は適正価格だと思います。

販売価格の付け方で一番やってはいけないのは安売りです。
あなたがあなたの価値を安く見積もってはいけません。
あなた自身にも作品にも自信のないものをそもそも売ってはいけませんよね?
高すぎるのも考え物ですが適正な販売価格の計算ができることはあなたのハンドメイド生活を楽しく長く持続性のあるものにしてくれます。

わたしのようにマルシェを運営していて、儲からないのでやめます。なんて言葉を聞くのは辛すぎます。
自信のある作品を作り適正な価格で販売する。ここから私達も皆さんの力になれることができるかも知れないのですから。

まとめ
販売価格=原価×3~4倍

原価には材料費、加工費、人件費が含まれる。
200円で作れたら、600円か800円が適正価格。

もし売れなかった時、値下げして売ってもダメージが少ないのでこの考え方はおすすめですよ。



最後までお読み頂いてありがとうございます。 ここまで貴重なお時間をお使い頂き感謝です!