視覚認知スキルの検査で言う「恒常性」とは
子供の話ですが、視覚認知スキルの検査で「恒常性」が境界域と診断がでました。
この場合の「恒常性」とは、こんなことです。
恒常現象とも言ったりして、形、色、音などは、距離、光の明暗などの条件に変化があっても同じものであれば、きちんと同じと認識するものです。
それが、弱い。
それによってうちの場合が影響されることとしてこれまで困難だった認知は以下のものが挙げられます。
図形の問題がわからない(紙をひっくり返してみたりすることもあり)
地図がわからない
自分の置かれた場所、特に屋外等の空間で自分の立ち位置がわからなくなる。
などなど
だから、昔流行った巨大迷路なんかは絶対に混乱して、立ちすくんでしまうと思います。
ただ、運動場の場合は別で、空が開けていてある程度広い場所は得意で、その時はサッカーフィールドを「上から見てるように動ける」と言います。
ある条件では不得意でも、条件が変わるとパーッと認知機能が働くようです。
そんな、こども(むすこ)は中学生ですが、これから地下鉄に乗らないと行けませんし、イオンへ買い物にひとりで行かないといけないこともあるでしょう。
親として、何か解決策はないか?と専門家に聞くと、「絶対ではないが鍛えれば」改善することはありうる。とのことでした。
その方法をある程度挙げてもらったのですが「鍛える」と言う言葉が何か引っかかります。
専門家がそうおっしゃるのでそうなんでしょうが・・・・
学校の先生にも相談したところ、支援級でもそんな指導をしてくれているみたいです。
ありがたい。
そんなむすこ、図形の展開図ぐらいは見えてきて「おれ、展開図は得意になった」と豪語しております。
恒常性を鍛える方法
恒常性を鍛える方法はいくつかあります。以下にいくつか例を挙げてみます。
ジグソーパズルや迷路などの空間認知課題に取り組む。
同じ物体の絵を、様々な角度や背景で描ってみる。
鏡を見ながら自分の顔を描き、特徴を捉える。
写真やイラストを見て、細部まで観察する。
視覚認知トレーニングアプリやゲームを利用する。
効果を高めるポイント
楽しみながら取り組む。
少しずつ難易度を上げていく。
少しずつでもいいので、継続する。
学習に対しての即効性は期待できませんが。
じっくり、じっくり人間性を育ててもらいたいです。
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