徹夜と朝マック

私は早朝にも関わらず2つの罪を犯している。1つ目は徹夜。もうすぐ、本当にもうすぐ24歳になるというのに全く寝付けず、それならばといつもよりも5本以上早い電車に乗って職場の最寄り駅のマックに来たのである。

そう、2つ目の罪は朝マックだ。ベーコンマフィンだけでよかったのに、誘惑に負けてたまごもポテトもコーヒーもつけてしまった。これでは罪は4つだ。誰でもいいから許すと言って欲しい。24歳はもっと真面目に生きますから。

朝マックに至った理由は2つある。1つは職場のビルが開いているか不安だからだ。8時になれば開くのはわかってる。でも、6時半現在果たしてビルは開いているのか、開いていたとして私は入るれるのか不安要素がどうしても残る。朝食難民だけは避けたかったので、おそらく半年ぶりにマックを店内で食べている。2つ目は前の行に書いた通り、どうしても食べたかったからだ。節約のために1人では外食をしないと心に決めてから、なんとなくマックはいつでも食べられるからという理由で候補から外され続けてきた。しかも朝マックは食べられる時間が決まっているため、こんな時でもないとお目にかかれない。

トレイに並んだベーコンエッグマフィンとハッシュドポテトとホットコーヒー。

まずマフィンにかぶりつく。口の中でチーズがとけて思わず口角が上がる。あっという間になくなって寂しい気持ちも口の中の油分もコーヒーで流し込む。

コーヒーはホットだけど、プラスチックの小さい飲み口から飲むのが苦手なので必ず最初に蓋を外しておく。この頃には適温になっている。でも飲むのは少しずつ。8時まではまだ1時間もある。これを書きながらゆっくりと味わおう。

ハッシュドポテトはその気になれば一口で半分食べられるが、ここはお淑やかに。何回でも言うがあと2週間で24歳になるので。

ぽちぽちと指を進め、合間にポテトとコーヒーを挟んでいたら、どちらもあと半分もなくなってしまった。朝の貴重な時間もあと少し。孤独のグルメごっこも終わりにしよう。

もうすぐ、止め忘れたアラームが4つ鳴るころかな。