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結果はどうあれ、咄嗟に動くのも大切なのです
これは、いつかの平日の話。
道を歩いていると、地面に赤ちゃんのベビーカーなんかにぶら下げるあのカシャカシャしたおもちゃが落ちていたのです。
それを見つける前に「赤ちゃんだ、かわいー」と一緒に来ていた お友達 と喋っていて、見つけたのはそのあと。
これは、もしやのもしや、あのさっきの人なのでは?
今から走ったら間に合う距離にいる。
ということで中学生の2人してそれを持って走って追いかけたのです。
「これ、違いますか?」
結果、そのおもちゃの持ち主は違ったみたいです。
ならば一体これは誰のなんだって話なんですが、それは元あった場所の近くの柵にかけておきました。
気づいて取りに来てくれたらいいなぁ、なんて。
落とした人は違ったけれど、もしもあの人が落としていたら、と考えると走って聞いて良かったなって思います。
結果はどうあれ、これはこれでいい仕事をしたなって満足です。
もしおもちゃがその人のもので、なのに走って追いかけなかったらその人は取りに来ないといけないとか新しいものを買わないといけないとか、無駄に疲れてしまいますよね。
違いましたけど、本当に良かったなぁ。
無くしてしまった人の本当の持ち主は分からなかったけどね。
その瞬間は無駄じゃなかったんだってこと。
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