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余命宣告を受けた同級生の息子の話

シングルマザーの同級生の息子は現在25歳。
13歳の時に再生不良貧血という難病指定になっている病気に侵され
はや、12年。
 
昨年とうとう余命宣告を受けました。
あと半年?あと1年?

彼の余命宣告は、
明日死ぬかもしれないし、1年後死ぬかもしれない。5年後かも。

という余命宣告。

私達はよく、
「明日死ぬかもしれないから、
1日悔いなく生きよう」
と簡単に言う。
そしてダラけて、
明日から頑張るぞ!っという日々を繰り返す。


同級生の息子は、
本当に本当に
今日が最後かもしれないと思って生きている。


心中計り知れない。
また母親である同級生の心中も察しきれない。


再生不良貧血とは、
血液がきちんと作れない。
だから、骨は全身骨粗鬆症。
犬に舐められて炎症起こし入院。

こんな状況。
昔は一度入院すると半年病院から出てこれなかった。
今は入院しても早いと1週間。
一ヶ月入院することはほとんどない。


免疫の病気なので、
野菜を自然農のお野菜に切り替え、
ケミカルな洗剤・シャンプーなどすべて排除。

これだけで、
赤血球数が大幅に増え、
その他の血液成分もかなり良くなってる。

病院の先生は不思議がるだけ。

ただ予断は許さず、
先日くしゃみして肋骨折れて入院。


生活は普通に外に出て、
外食もするし、買い物も行く。

コロナ禍なので、
老人じゃないけど、
コロナに感染したらご想像通り・・・

でも、普通に生活させる同級生。


息子の事を思えば、外に出したくない。
だけど、
危ないからって閉じ込めても、、、
それより、
いつ尽きるかわからない命。
できること、行けるとこ、できるだけ体験させてやりたい。
もし、外で何かあったら、それもその時が運命と思うしかない。


切羽詰まって、
もう後がない、
エゴが通じない世界に生きていると
こんなにも人間強くなれるものか?


私は飼っているネコですら、
余命宣告受けた日には、
自分の感情をどうコントロール
していいかわからない。

今は同級生の息子がムリのない範囲であれば、
一緒に連れていく。
そして、いろんな景色を見させてあげたい。

私を信頼してくれる同級生に対しての
私の恩返し。
一緒に彼にたくさんの景色を見てもらおうと思ってる。